Snapdragon 8 Gen 3、3nm版と4nm版の2種類が製造される可能性

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Androidスマホ向けの次期フラッグシップ・システム・オン・チップ(SoC)となるSnapdragon 8 Gen 3は、製造プロセスが異なる3nmプロセス版と4nmプロセス版の2種類が用意される可能性があると、MySmartPriceが伝えています。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Snapdragon 8 Gen 3は、製造プロセスが異なる3nmプロセス版と4nmプロセス版の2種類が用意されるかもしれない。
2. 名称は、3nmプロセス版がSnapdragon 8+ Gen 3、4nmプロセス版がSnapdragon 8 Gen 3になると予想。
3. A17 ProとSnapdragon 8+ Gen 3との比較が待たれる。

3nmプロセス版はSnapdragon 8+ Gen 3か

MySmartPriceは、QualcommとSamsungが行った会議の内容が判明したとし、Snapdragon 8 Gen 3には3nmプロセス版と4nmプロセス版の2種類が存在すると述べています。
 
これらはいずれも、Samsungで製造される見通しです。これが実現した場合、Snapdragon 8 Gen 3はQualcomm製SoCとして初の3nmプロセスで製造される製品になります。
 
Qualcommは現地時間2023年10月24日に「Snapdragon Summit」を開催、そこで2種類のSnapdragon 8 Gen 3を発表するとみられています。
 
MySmartPriceは、3nmプロセス版はSnapdragon 8+ Gen 3、4nmプロセス版がSnapdragon 8 Gen 3と命名されると予想しています。

iPhone15 Proシリーズ用A17 Proの比較に注目

Snapdragon 8 Gen 2では標準版と、動作周波数が高いGalaxyシリーズ向けの2種類が用意されました。
 
Snapdragon 8 Gen 3では、そうした差別化を更に進め、製造プロセスが異なるものになるのかもしれません。
 
その場合、3nmプロセス版はより多くのトランジスタを搭載し、消費電力低減が実現される可能性があります。
 
TSMCの3nmプロセスで製造されているiPhone15 Proシリーズ用A17 Proは、リーク電流が多く素性が良くないとの指摘がありますので、Samsungが製造するSnapdragon 8 Gen 3の3nmプロセス版がどうなるかに注目が集まります。
 
 
Source:MySmartPrice
(FT729)


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