週末は「e-Bike」に乗って秋風を楽しもう!【秋からはじめる!e-趣味ガイド】

【秋からはじめる!e-趣味ガイド】

徐々に暑さも和らいできて、バイクで風を切るのに心地良い季節。ここはひとつ、秋陽を浴びながら、e-Bikeのペダルを踏んでいつよりも少しだけ遠くに出かけてみよう。そんなシチュエーションにピッタリのモデルをタイプ別に紹介!

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この数年の間に各メーカーとも、スポーツタイプのe-Bikeのラインアップを充実させてきている。

「主婦の方々がお子さんを乗せたり、買い物に使ったりする際に少ない力で焦げる電動アシスト自転車は、低いケイデンス(ペダルを回す速度)で高トルクを発生させます。一方e-Bikeは、高いケイデンスまで対応するように設計されています」とワイズロード新橋店の店長、田渕喬介さん。

多くのe-Bikeは一軸型のドライブユニットを採用し、パワーロスを軽減することで、クイックでスポーティな走行ができるように設計されている。つまり、軽い漕ぎ心地で疲れにくく、長時間走れるのだ。

「その点が認知されてきたので、e-Bikeに関心を持つ方々が増えてきています」

正直なところ、e-Bikeは一般的なスポーツバイクに比べると価格帯が高め。それで購入を躊躇する人も多い。

しかし、一度でいいから試乗車を用意しているショップで跨ってみてほしい。その走行フィーリングは、これまで乗ってきた自転車とは全く違うことに驚かされるはず。どこまでも走れるような気分になり、しかも、しっかりと運動ができることが実感できるはずだ。

ワイズロード新橋店 店長 田渕喬介さん

 

 

 

 

ワイズロード新橋店
本格的ライダーをはじめ、スポーツバイク初心者にも選びやすい商品を展開。国内2店目となる「ピナレロルーム」や同じく国内2店目の「ベスビー・ショップインショップ」、「キャノンデール ブランドストア」をはじめ、多くのブランドを取り揃えている。

住所:東京都港区新橋4-11-1 A-PLACE新橋ビル 1F,B1F
電話:03-5937-3150
営業時間:月〜金 12:00〜20:00/土日祝 11:00〜19:00
定休日:水曜(祝祭日除く)

 

街中から少し遠出まで
<e-CROSS BIKE>

■あらゆる場面で高性能を発揮するクロスバイク

CANNONDALE
「QUIKC NEO」(40万円)

アシスト感がすごく自然で、オフでも走行抵抗が発生しない、乗りやすいモデルです。専用アプリで様々なデータを記録できます(田淵さん)

キャノンデール伝統のプレミアムアルミ構造にボッシュの先進的でパワフルなモーターシステムを搭載。ロードや通勤をはじめ、軽いフィットネスにも使える。

 

■日常使いもロングライドも快適さを発揮

BESV
「JF1」(27万8000円)

後から押し出してくれるようなアシスト感が得られます。重量16.6kgとe-Bikeとしては軽量でバランスが良いです(田淵さん)

アルミフレームにシマノDeore10速と油圧ブレーキを装備し、スポーティでキビキビした走りが可能。フル充電で40〜100kmのアシスト航続距離をを持つ。長距離を走ると、電動アシストのありがたさを実感できる。

 

ポタリングや車に積んで
<e-FOLDING BIKE>

■電車やクルマ移動からポタリングまで

BESV
「PSF1」(29万8000円)

アーバンコミューターとして街中で走るのに最適です。また、キャンプなどの時にクルマに積んで出かけ、付近を散策するのにも使えます(田淵さん)

BESVを代表するPSシリーズの折り畳みモデル。アルミフレームを採用して軽量化を図りながら、リアサスの採用で快適な走行性能を実現。コンパクトに収納できるので、置き場に困ることがなく、様々な場所に移動することができる。

 

■街中移動に最適なスタイリッシュなモデル

BENELLI
「MINI FOLD 16 POPULAR」(15万2020円)

折り畳みの中でも非常にコンパクトになる、シンプルな構造のモデルです。部屋の中に置いておいても邪魔になることが少ないですよ(田淵さん)

自転車にエンジンを付けたことからスタートした、イタリアの名門オートバイブランドであるベネリが送り出す、コンパクトでスタイリッシュな折り畳みe-Bike。Lowモードで最長50kmのアシスト機能を備えている。

 

ロングライドに最適
<e-ROAD BIKE>

■軽量設計で本格的スポーツライドが楽しめる

BESV
「JR1」(34万8000円)

最大で100kmを超える航続距離があり、上り坂もしっかりとアシストしてくれるので長距離を走りたい人に向いています(田淵さん)

重くなりがちなe-Bikeの中でも、XSで重量約15.7kgと軽量。メインコンポにシマノ105を採用した、ロングライド向け設計になっていて、乗りやすいモデル。一見、e-Bikeに思えないスマートで美しいデザイン。

 

■ロードもトレイルも走破性の高いモデル

BESV
「JG1」(39万8000円)

フレアドロップハンドルはトレイルでも安定したコントロール性で、ギヤ比もロードよりも軽めに設定されていて乗りやすいバイクです(田淵さん)

今年4月にニューカラーが追加されたBESVのe-グラベルロード。新設計のジオメトリーにフロントフォークとシートポストに軽量カーボン、コンポにシマノGRX11sを採用し、700×38Cのタイヤ装着と高い走破性を追求したモデル。

 

▼人気スポーツバイクを電動アシスト&コネクテッド化!“スマチャリ(SmaChari)”

コーダーブルーム
「RAIL ACTIV-e仕様完成車」(22万円)

高校生の通学課題の解決と移動の喜びの提供を目指し、Hondaの新事業創出プログラム「IGNITION」より考案され、その第一弾として構想から4年をかけて開発されたのが、「スマチャリ(SmaChari)」だ。

既存の自転車に電動アシストユニットを後付けし、連動するスマホアプリをコントローラーとしてe-Bike化するもの。その製品化の第一弾がワイズロードのRAIL ACTIVE-eだ。スマホを活用してオンラインサーバーとコネクテッド化し、速度や走行距離、消費カロリーなどを表示/記録。バイクライフがより豊かになる機能を使えるようになる。10月下旬から順次、ワイズロード各店で販売が開始される。

▲電動アシストユニットはクランク部に取り付けられ、ロスが少なく、ダイレクトなアシストが得られる

▲バッテリーはダウンチューブにセットされ、e-Bikeとしては軽量な車重約15kgを実現している

▲アシスト機能を利用するには専用アプリが必要。自然なアシスト感を得られるAIモードや出力調整も可能

※2023年9月6日発売「GoodsPress」10月号94-95ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【秋からはじめる!e-趣味ガイド】

<取材・文/松尾直俊 写真/湯浅立志(Y2)>

 

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