中国を訪れていたAppleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、中国政府の商務部長を務める王文濤(ワン・ウェンタオ)氏と面会を果たしたと伝えられています。両者は「ウィンウィンの発展」を目指すことを約束したとのことです。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. AppleのクックCEOが中国の商務部長王文濤氏と面会した。
2. 「ウィンウィンの発展」を目指すことで合意。
3. 米中間の政治的緊張が続く中での訪中となった。
さまざまな政治的要因が絡まり合う中での訪中
今回のAppleのCEO、クック氏の訪中は、中国による政府関連職員のApple製品の使用制限が行われる可能性がある中でのものとなりました。
今週に入ってから米国商務長官が中国のAIチップ新興企業2社をブラックリストに新たに追加するなど、米中間の政治的緊張は依然として高まったままです。
クックCEOと面会した王商務部長は、他の多国籍企業と共に、Appleが中国市場から利益を得ることを歓迎し、「ウィンウィンの発展」を目指すと述べたとされています。
iPhone15の中国の売上はいまいち?
米国による制裁の中、勢いを取り戻したHuaweiの台頭により、AppleはiPhone15の売上を昨年の水準ほどまでには伸ばせずにいる、と先日報じられました。
中国での業績不振はコロナ以降鈍化している同国の経済状況とも関連しているとの見方もありますが、クックCEOが自ら足を運ぶほど、Appleにとって中国市場が重要な位置を占めていることがわかります。
Source:Bloomberg
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-557109/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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