フルスクリーンiPhoneとMac実現への特許取得〜2027年に実現か!?

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フルスクリーンiPhoneおよびMacBookの実現につながる、ディスプレイ下埋込み型Face IDおよびカメラに関する新たな特許を、Appleが取得しました。
 
ディスプレイ下埋込み型Face IDおよびカメラが実製品に搭載されれば、Dynamic Islandやノッチが無くなります。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleが、ディスプレイ下埋込み型Face IDおよびカメラに関する新たな特許を取得した。
2. これまでに出願された特許と同様、ディスプレイに微細な穴を開けて光を取り込む仕組みを採用している。
3. ディスプレイ下埋込み型Face IDはiPhone17 Proシリーズ、ディスプレイ下埋込み型カメラはiPhone19 Proシリーズで実現するとの噂がある。

ディスプレイ下埋込み型Face IDおよびカメラを実現する仕組み

Appleは、これまでにも複数のディスプレイ下埋込み型Face IDおよびカメラに関する特許出願もしくは取得していますが、特許の骨子はいずれも、埋込み型Face IDおよびカメラ配置部のディスプレイにおける、光を透過させる仕組みに関するものです。
 
Appleが現地時間2023年10月19日に米国特許商標庁(USPTO)で取得した特許も光を透過させる仕組みに関するもので、特に、透過率を向上させることと、歪みを補正するためのアイデアが記されています。
 
現在市販化されているディスプレイ下埋込み型カメラでは、光の透過率はわずか20%以下に低下する場合があります。
 
これを解消するため、Appleが取得した特許ではディスプレイに透明かつ微細な穴(下記図表5の3245)を設け、そこを光が透過するようにします。
 
UDC patent 20231019_1
 
微細な穴を透過した光を利用すると、回析現象でカメラの画質が低下する可能性がありますが、これを補正することが検討されています。
 
UDC patent 20231019_2
 
ディスプレイ下埋込み型Face IDはiPhone17 Proシリーズで採用されるとの噂がありますが、ディスプレイ下埋込み型カメラの実現は早くてもiPhone19 Proシリーズとみられています。
 
 
Source:USPTO via Patently Apple
Photo:The Economic Times
(FT729)


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