Appleは、世界開発者会議(WWDC23)でiOS17の新機能として日記アプリ「ジャーナル」を発表しました。当初、同アプリは今年後半に利用可能になるとされていましたが、現在では、iOS17.2でリリースされることが分かっています。
しかし、同アプリはiOS17.2のローンチ時にiPadとMacでは利用できない可能性が高いと9to5Macが伝えました。
■3行で分かる、この記事のポイント
1.iPadOS17.2とmacOS 14.2で「ジャーナル」アプリが搭載されない可能性。
2.iOS17.2ベータ1を搭載したiPhoneでのみ「ジャーナル」アプリが利用可能。
3.iPadOS18とmacOS 15で「ジャーナル」アプリが搭載される可能性が高い。
iOS17.2ではiPhoneでのみジャーナルアプリ利用可能
現地時間10月26日には、iOS17.2ベータ1がリリースされ、Appleはジャーナルアプリのプレビュー版を開発者に公開しました。iPadOS17.2またはmacOS Sonoma 14.2のベータ1をインストールしたユーザーによると、ジャーナルアプリはiPadやMacでは利用できず、iOS17.2を搭載したiPhoneでのみ利用できるということです。
9to5MacはiOS17.2のコードを調査した結果、ジャーナルアプリが現時点ではiPhoneにしか対応しておらず、近い将来、他のデバイスでも利用できるようになる可能性は低いとしています。
また、iOS17のWebページのみにジャーナルアプリの存在が記載されており、iPadOS17とmacOS SonomaのWebページには同アプリに関する記述がないことも、iPadOS17.2およびmacOS Sonoma 14.2のローンチ時にアプリが利用できない可能性が高いことを裏付けています。
AppleがジャーナルアプリのiPadおよびMac版を開発していることを示唆するコードはいくつか残っているものの、いずれもかなり実験的なものであり、今後数カ月のうちにリリースされる予定のiPadOS17.2およびmacOS Sonoma 14.2に間に合う可能性は低いということです。
Appleは恐らく、iPadおよびMac版をiPadOS18とmacOS 15に間に合わせるつもりだと9to5Macは予想しています。
日記アプリ「ジャーナル」とiOS 17.2について
ジャーナルは、「人生の瞬間に感謝し、記憶を保存する全く新しい方法」を提供する日記アプリです。このアプリは、デバイス上の機械学習を使って写真、音楽、ワークアウトなどのデータを分析し、思い起こして書きとめるのにおすすめの瞬間を提案してくれます。全てのデータはデバイス上で処理され、Appleに送信されることはありません。
なお、「Journaling Suggestions API」を利用すれば、サードパーティー製アプリは同様の提案を提供することができるということです。
iOS17.2ではApple Music加入者向けに、共同作業プレイリストや、お気に入りとしてマークした曲に基づいて自動的に生成される「お気に入り」プレイリストなどの新機能も提供されます。このアップデートにより、アクションボタンへの翻訳の割り当てが可能になるほか、ジャーナルアプリ、いくつかの新しいホーム画面ウィジェットも追加されます。
iOS17.2の正式版は、年内にリリースされる予定です。
Source:Apple(1), (2) via 9to5Mac
Photo:Journal/App Store
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-557878/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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