iPhone15シリーズが発売されてから1カ月以上が経過しました。
ディスプレイを専門とする調査会社Display Supply Chain Consultant(DSCC)によると、2023年9月までのiPhone15シリーズ用のパネル出荷数は、昨年同期間のiPhone14シリーズ用より24%増加、一昨年同期間のiPhone13シリーズ用よりも27%増加したとのことです。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. iPhone15シリーズでProモデルが占める割合はiPhone14/13シリーズより高い。
2. サプライヤーではSDCのシェアが引き続き80%を超えている。
3. 10月からはBOEもiPhone15向けにパネルを供給開始。
iPhone15シリーズのProモデルシェアは過去モデルよりも高い
iPhone15シリーズの現在のパネル出荷構成におけるProモデル(iPhone15 Pro/Pro Max)のシェアを見ると、6月から9月の期間では、iPhone14とiPhone13の各シリーズにおけるProモデルのシェアよりも高くなっていると、DSCCは報告しています。
iPhone15シリーズでは、6月から9月までの累積ベースのProモデルのシェアは61%となっています。iPhone14シリーズでは51%、iPhone13シリーズでは56%でした。
iPhone15 Proモデルの8月のシェアは68%で、8月の59%から上昇しました。
SDCのシェアが依然として80%超え
6月から9月の期間におけるiPhone15シリーズ用パネル出荷をメーカー別に見ると、Samsung Display(SDC)が83%という圧倒的シェアを獲得しています。
ちなみに2022年同期間のiPhone14シリーズ用でのSDCのシェアは85%、2021年同期間のiPhone13シリーズ用では83%でした 。
SDCはiPhone15、iPhone14、iPhone13の各シリーズで全4モデルにパネルを供給している唯一のサプライヤーであることが、シェア80%超えという結果につながっています。
LGDのシェア上昇。BOEは10月から供給開始
LG Display(LGD)も9月にiPhone15 Pro Max用パネルの出荷を開始してシェア17%を獲得、8月までの9%からシェアが上昇しています。
LGDはiPhone15 ProおよびiPhone15 Pro Max用のパネルを供給しています (LGDはiPhone13、iPhone13 Mini、iPhone14、iPhone14 Pro Max用のパネルも供給) 。
9月時点のSDCのシェアは74%、LGDのシェアは26%でした。
BOEは2023年10月に、iPhone15用パネル出荷を開始したと見られています。BOEはiPhone12、iPhone13、iPhone14用のパネルも供給しています。
Source:DSCC
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-558455/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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