AppleはiPhoneやiPod、Macおよびアクセサリについて、液体による損傷を「Apple製品1年限定保証」の対象外としています。
そのためAppleは、損傷が液体によるものかどうかを判断するための仕組みを導入していますが、最新のMacにおいて、USB-Cポートに液体が接触したかどうかを判定する仕組みを新たに取り入れたようだと、米メディア9to5Macが報告しています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. macOS Sonoma 14.1に新システムデーモンが追加された。
2. このデーモンはUSB-Cポートに液体が接触したかどうかを解析するもの。
3. MacやiPhoneは以前より液体侵入インジケータを装備している。
macOS Sonoma 14.1に新たなシステムデーモン
macOS Sonoma 14.1には、新しいシステムデーモン“liquiddetectiond” が追加されたことがわかりました。
このシステムデーモンは名前が示す通り、Macが液体にさらされたかどうかを識別するものですが、9to5Macが調べたところ、Macの各USB-Cポートから液体検出解析データを収集していることが判明したそうです。
Macのシステムデーモンは解析するだけ
デーモンには「液体検出および浸食低減デーモン」との説明があるそうです。iPhoneとiPadにも同様のデーモンがあり、コネクタ部分に液体が検出されると、充電や接続をすぐに中断するようユーザーに警告します。
しかしMacのシステムデーモンのコードを見る限り、目的はあくまで「解析」であり、ユーザーへの警告機能は含まれていないようだ、と9to5Macは記しています。ただし将来的には警告も表示されるようになる可能性はあります。
MacやiPhoneは液体侵入インジケータを装備
なお現行のMacBookやApple製の一部の有線/ワイヤレスキーボードには、製品が液体に接触したかどうかを調べるための液体侵入インジケータ(LCI)が装備されています。
このLCIは2006年以降に製造されたiPhoneとほとんどのiPodにも内蔵されており、外側から視認可能となっています。
Source:9to5Mac, Apple(1), (2), (3)
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-558661/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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