反トラスト法違反の疑いでGoogleが米国から提訴されていますが、裁判に関する調査の中で、Appleが2013年に使用した内部資料の存在が明らかになりました。Appleがプライバシー重視のマーケティング戦略を始めるに際して、「Androidは巨大なトラッキングデバイスだ」とみなす考え方が提示されていたようです。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleが2013年に使用した内部資料の存在が明らかになった。
2. 「Androidは巨大なトラッキングデバイスだ」とみなす考え方が提示されていた。
3. プライバシーという側面でGoogleとの差別化を図ろうとしていたと伺える。
社内プレゼンのスライドは敵対心満載
The Vergeのトム・ウォレン氏が共有した米司法省公開の資料には、Appleの社内プレゼンで使用されたとみられるスライドの一部が含まれています。
スライドの1つに、「Androidは巨大なトラッキングデバイスだ」と書かれたものがあり、いかにAppleがプライバシーという側面でGoogleとの差別化を図ろうとしていたかを伺うことができます。
Appleのプライバシー推しは2015年頃から
Appleがプライバシー重視のマーケティング戦略を開始したのは2015年頃からとみられており、この傾向は2023年現在でも継続しています。
Appleはこれまでに多くのプライバシー関連の動画広告を打ち出してきており、最近のものでは2022年のプライバシー機能をコミカルに伝える新広告「データオークション」、今年公開されたApple中国限定のiPhoneのプライバシー保護をアピールする動画などが記憶に新しいところです。
Source:米司法省 via The Verge
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-558953/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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