Appleは来年リリースするiOS、iPadOS、macOSを含む次期OSの開発を遅らせ、バグや不具合の修正に力を入れるようです。先週、従業員に内々に通知があったと、Bloombergのマーク・ガーマン記者が伝えています。
初期バージョンで立て続けにバグが見つかったため、新機能を追加することよりも、品質管理とパフォーマンスの向上に注力することを決定した模様です。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. バグ修正のため時期OSの開発スケジュールを遅らせたApple。
2. 近年は新機能の追加よりも不具合修正と性能向上を重視。
3. 開発計画は遅らせても次期OSのリリース時期は変わらない見込み。
近年OSの品質向上に力を注いできたApple
近年Appleは、新機能の追加よりも、品質向上により大きな力を注いできました。
2018年、ソフトウェア・エンジニアリング担当上級副社長のクレイグ・フェデリギ氏は、OSにバグが多すぎるため、iPhoneにおける複数の新機能の追加を遅らせることを決定しました。
同氏は2019年にはそれまでのソフトウェア開発方法を大幅に変更、新機能を追加する前に、従業員が細かく手動でチェックする手法を導入しています。
これらの戦略が奏功し、近年ではソフトウェアリリース時のバグが減少、新機能が遅れて追加される事態も減りました。
開発スケジュールを遅らせてもリリース時期は変わらず
しかし来年リリース予定のソフトウェア開発に関しては計画がスムーズに進んでおらず、バグ修正のためにすべての新機能の開発を1週間遅らせることにしたそうです。
例年だと最初のバージョンのリリースが完了すると(ファースト・マイルストーン=M1)、即座にセカンド・マイルストーン(M2)に着手しますが、iOS18、iPadOS18、macOS 15、watchOS11の、M2の着手が遅らされた模様です。
ただし開発スケジュールを遅らせても、各OSの正式リリース時期には遅れはでないようです。
Source:Bloomberg
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-559016/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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