予想だにしなかったHuaweiの復活が、中国でのiPhoneの売上に影を落としているとの新たな調査結果が明らかになりました。Appleにとって新型iPhoneを発売したばかりのこの時期に販売台数が伸ばせないのは痛手であると言えます。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. 予想外のHuaweiの復活が、iPhoneの売上に影を落としていることが判明。
2. Appleにとって新型iPhoneを発売したばかりのこの時期に販売台数が伸ばせないのは痛い。
3. Mate 60 Proは中国国内でのマーケティングが凄まじく、メディアで頻繁に取り上げられていた。
Huaweiは10月に83%成長
Counterpointの調査により、Huaweiは2023年10月に83%売上を伸ばしたことが判明しました。これに対してAppleの売上は同月に11%成長と、新型デバイスを打ち出した直後にしては控えめな数字にとどまっています。
Counterpointの中国アナリストのアーチー・チャン氏によれば、中国国内でのHuawei Mate 60シリーズのマーケティングが凄まじく、特に“メイド・イン・チャイナ”チップセットという点に関してメディアで頻繁に取り上げられていたことが影響しているとのことです。
Mate 60で復活したHuawei
Huaweiは米国からの制裁によりスマホに米国技術が使用できなくなったため、5Gなど重要な機能を搭載できなくなり、ほぼオワコンとの見方が強まっていましたが、今年9月に発表したMate 60 Proで不死鳥のごとく復活を果たしました。
Mate 60 Proは、中国技術のみで作った2018年のiPhoneチップに相当する速さの7nmチップを搭載しかつ、5G並みの通信速度に達しており、制裁が逆に中国のイノベーションを促進してしまった可能性が指摘されています。
Source:Counterpoint via 9to5Mac
Photo:GSMArena
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-559600/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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