仕事の用途別に選べるAndroidスマホハイエンドモデル【最新テレワークギア&仕事の靴/鞄/文具】

【最新テレワークギア&仕事の靴/鞄/文具】

総合力の高さが光るiPhone 15に対して、Androidの最新ハイエンドモデルはそれぞれが明確な強みを持つ。職種や仕事の内容によっては、これらの方がビジネスに活用 しやすいはず。他に負けない個性が、毎日の仕事を強力にサポートしてくれるだろう。

*  *  *

以前から個性豊かな端末が多かったAndroidだが、最近の上位機種は特に先進機能を備えたモデルが充実。折りたたみ型やAIを活用した機能、高性能カメラなど、明確な特徴を備え、「仕事でもこれらが活躍する」とITジャーナリストの村元正剛さんは話す。

「ハイエンドモデルはどれも基本性能はかなり高く、加えてシリーズごとの強みをはっきりと打ち出しています。折りたたみ型なら開いた状態の大画面をタブレットのように使ったり、AIを音声認識にも活用してるモデルならスムーズに翻訳や文字変換ができたりと、用途が明確なので仕事でどう使えばいいかわかりやすいでしょう」

また、カメラについても、単にハイスペックなだけでなく、それぞれが実用機能を搭載している。Google Pixel 8 Proは撮影後に表情を入れ替えるなど高度な編集が手軽にでき、Xperia 1 Vは長時間の動画撮影にも耐えうる。プロ仕様と言える機能性が仕事にも活きてくるだろう。

「例えば手持ちのiPhoneはプライベートメインで、これらのハイエンドAndroidは仕事で使うという2台持ちのパターンもあるでしょう。どれも長所がはっきりしているので使い分けもしやすいはずです」

ITジャーナリスト/村元正剛さん
iモードが開始された1999年からモバイル市場を追い、新機種のレビュー記事などを雑誌やWeb媒体に寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている

 

【KEYWORD 01】
手書きもマルチタスクも快適な折りたたみスマホ

■約7.6型の大画面を作業に合わせて使い分け

サムスン
「Galaxy Z Fold5」(ドコモ:25万7400円/256GB〜、au:24万2660円/256GB~)

ミニPCのように使えてビデオ会議にも利用しやすいです。タブレット代わりにもなり、実際に仕事で使っている人もよく見ます(村元さん)

【SPEC】
ディスプレイ:メイン約7.6型 Dynamic AMOLED(2176×1812)、カバー約6.2型Dynamic AMOLED(2316×904)
チップセット:Qualcomm Snapdragon 8 Gen2 Mobile Platform for Galaxy
メモリ:12GB
ストレージ:256GB〜
アウトカメラ:50MP超広角+12MP超広角+10MP望遠(3倍)
インカメラ:4MP
カバーカメラ: 10MP
バッテリー:4400mAh
サイズ(開いた状態):約H154.9×W129.9×D6.1mm
サイズ(閉じた状態):約H154.9×W67.1×D13.4mm
重量約253g

▲マルチタスク機能は最大3つのウィンドウを同時表示可能。専用のタスクバーも用意しアプリを切り替えながらスムーズに作業できる

▲動画を見ながら手書きでメモを取るといった操作も簡単。画面は任意の角度で固定でき、手書き文字のテキスト変換機能も備える

▲別売りでSペンを収納できる専用ケース(1万9910円)も用意する。スリム設計で、ペンの出し入れもスムーズだ

■携帯性重視なら小型モデルが便利

サムスン
「Galaxy Z Flip5」(ドコモ:16万820円/256GB、au:15万4300円/256GB〜)

スマホをそのまま折りたたみ型にしたような「Galaxy Z Flip」にも新モデルが登場。こちらは開いた状態で約6.7型のディスプレイを搭載し、折りたたむと手のひらに収まるサイズになる。

 

【KEYWORD 02】
外国語対応に強いAIフル活用モデル

独自機能が目を引くGoogle Pixelの最新モデルは、動画から一部の音を取り除く音声消しゴムマジックなどが加わり、AIを活用した機能を強化。録音した音声の文字起こし機能がより手軽に使えるようになり、リアルタイム翻訳機能も引き続き搭載。海外出張や旅行はもちろん、訪日外国人との会話など、多くの場面で役立ちそうだ。

■写真も音声も高度な編集に対応

Google
「Google Pixel 8 Pro」(15万9900円/SIMフリー・128GBなど)

音声関連の機能が便利。翻訳機能は海外出張などで役立ち、音声の自動文字起こしは議事録作成などにも使えます(村元さん)

【SPEC】
ディスプレイ:約6.7型 Super Actua(2992×1344)
チップセット:Google Tensor G3
メインメモリ:12GB
ストレージ:128GB〜
アウトカメラ:50MP広角+48MP超広角+48MP望遠(5倍)
インカメラ:10.5MP
バッテリー:5050mAh
サイズ:約H162.6×W76.5×D8.8mm
重量:約213g

▲リアルタイム翻訳機能は、49言語に対応。音声メッセージの文字変換やカメラで写した文字の翻訳に使える

▲音声消しゴムマジックは、動画の音声を分析し、ノイズなど不要な音だけを消したり小さくしたりできる

 

【KEYWORD 03】
クリエイティブな作業に向いた高性能カメラ搭載モデル

デジタル一眼カメラ「α」シリーズの技術を応用したXperiaの最上位モデルは、大型センサーを採用し高画質を追求。暗所での撮影やAF機能が向上し、より本格的な撮影に挑める。また、Vlog機能も充実するほか、αシリーズの外部モニターとしても利用可能。クリエイティブな仕事で大いに活躍するだろう。

■一眼レフとの連携や動画機能も充実

ソニー
「Xperia 1 V」(19万4700円/SMフリーなど)

仕事上で本格的な高画質写真や動画を撮りたい人には打ってつけ。カメラアプリが縦横の両方に対応し、使い勝手も向上しています(村元さん)

【SPEC】
ディスプレイ:約6.5型 OLED(2992×1344)
チップセット:Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform
メインメモリ:12GB〜
ストレージ:256GB〜
アウトカメラ:48MP広角+12MP超広角+12MP望遠(85-125mm)
インカメラ:12MP
バッテリー:5000mAh
サイズ:約H165×W71×D8.3mm
重量:約187g

▲新開発センサー「Exmor T for mobile」により、夜景など暗所での撮影でもノイズの少ない、色調豊かな写真に仕上がる

▲リアカメラは広角、超広角、可変式望遠の3眼構成。いずれもAIによる深度推定を用いた高精度のフォーカス性能を備える

※2023年11月6日発売「GoodsPress」12月号20-21ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【最新テレワークギア&仕事の靴/鞄/文具】

<取材・文/TAYA>

 

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