iPhoneに搭載されている近距離無線通信(NFC)は、現在Apple Payのみ使用可能となっていますが、これは反競争的であると欧州連合(EU)の競争監視機関から指摘されていました。今回、AppleはNFCをライバル企業にも開放する準備があることが明らかになりました。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. iPhoneのNFCは、現在Apple Payのみ使用可能となっている。
2. 反競争的であると欧州連合の競争監視機関から指摘されていた。
3. AppleはNFCをライバル企業にも開放する準備があることが明らかになった。
Apple自ら開放を申し出る
Reutersが伝えたところによれば、今件に詳しい3人の情報筋が、AppleはiPhoneのNFCへのアクセスを他社に許可することを申し出たと語ったとのことです。
iPhoneのNFCはこれまでApple Payのみが使用可能となっており、他社決済サービスは利用できませんでしたが、機能開放によりライバル企業はさらに利便性の高いサービスを提供できるようになります。
来月フィードバックが求められる可能性
欧州委員会は、AppleのNFC開放の提案を受け入れる前に、ライバル企業や顧客からフィードバックを求める可能性が高いとのことです。
Apple Payは2023年11月時点で80カ国以上で利用可能となっています。Apple Payは日本では2016年に導入済みですが、チリやベトナムなど、2023年に入ってから導入が実現した国々も存在します。
AppleはNFCを使った新たな決済機能「Tap to Pay」の展開も徐々に開始しています。
Photo:Apple
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-561997/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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