Appleは2024年3月に新製品発表イベントを開催し、M2を搭載する10.9インチiPad Air(第6世代)と12.9インチiPad Air(第1世代)を発表すると予想されています。
M2を搭載するiPad ProではApple Pencilのポイント機能が利用可能ですが、iPad AirがM2を搭載した場合も同様にApple Pencilのポイント機能が利用可能になるでしょうか。
そうした状況下で、Appleが「Apple Pencilのポイント機能」(Apple Pencil Hover)の特許を取得したことが明らかになりました。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. 新型iPad AirはM2を搭載するのが確実視されているが、iPad Proように「Apple Pencilのポイント機能」が利用可能になるのかリーク情報はない。
2. 筆者は、M2搭載iPad Airは、「Apple Pencilのポイント機能」に対応しないと予想、12.9インチモデルの販売価格を税込116,800円〜と試算。
3. 「Apple Pencilのポイント機能」の特許内容を確認すると、特定のAppleシリコンに依存した機能とは思えない。
12.9インチiPad Air(第1世代)の予想販売価格は税込116,800円〜
筆者は、M2を搭載する10.9インチiPad Air(第6世代)と12.9インチiPad Air(第1世代)の販売価格を独自試算しています。
結果、最小ストレージ容量のモデルで比較すると、10.9インチiPad Air(第6世代)の販売価格は税込92,800円〜で、11インチiPad Pro(第4世代)よりも税込32,000円安く、12.9インチiPad Air(第1世代)の販売価格は税込116,800円〜で、12インチiPad Pro(第6世代)よりも税込56,000円安くなる可能性があると考えています。
iPad Proでは、M2搭載モデルだけが「Apple Pencilのポイント機能」に対応しており、M1搭載モデルは対応していません。
これは、Appleシリコンの世代に伴う新機能とは考えられず、差別化のためにM2搭載モデルだけで「Apple Pencilのポイント機能」を有効化しているのではないでしょうか。
M2を搭載するのが確実視されている新型iPad Airにおいて、Appleは「Apple Pencilのポイント機能」を利用可能にするのか、リーク情報もない中で注目されます。
筆者の予想では、Appleは「Apple Pencilのポイント機能」を引き続きiPad Proの専用機能とし、他のモデルへの展開は行わないのではないかと思われます(筆者のM1搭載11インチiPad Proへの対応を期待していますが・・・)。
M2だけが実現できるとは思えないポイント機能の特許内容
M2搭載iPad Airで利用可能になるのか注目される中、米国特許商標庁(USPTO)が「Apple Pencilのポイント機能」に関する特許「タッチ入力デバイスの近接検出」をAppleに付与しました。
M2搭載iPad Proでは、Apple Pencil(第2世代)を利用することで同機能が働きますが、特許では、Apple Pencil(第2世代)に限らずユーザーの指であっても赤外線センサーや近接センサー(下記図表11の1130や1132)などを用いて対象物を検出(1140や1142)し、ディスプレイに触れることなくマークしたりできることが記されています。
つまり、「Apple Pencilのポイント機能」は搭載するAppleシリコンの種別に依存するのではなく、あくまでも搭載されているセンサーとソフトウェアのアルゴリズム(下記図表13)によって有効化されていると考えられます。
ただし、M2搭載iPad Proにのみ搭載されているセンサーがあるのか、M1搭載iPad Proで有効化した場合、処理能力が追いつかず実用性が阻害されるなどの不具合が生じるのかは不明です。
Photo:USPTO, Apple Hub/Facebook
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-564486/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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