足元疎かになってない?真冬シーズンに1足は持っておきたいあったかシューズ5選

【2023年注目シューズ総まとめ6】

寒さがさらに厳しくなる今時季。重ね着したりダウンを羽織ったりと、どんなに防寒性・保温性に気を配ろうとも、足元を疎かにしていては意味がない。なぜなら冬の寒さは床や地面からやってくるからだ。冷気は足元に伝わり体全体の体温を徐々に奪い、体の芯まで寒さを感じる原因となる。いわゆる底冷えというやつである。

これを解決し、ウインターシーズンを快適に過ごすためには、足元から温めてくれるウォームシューズの存在が欠かせない。基本はシューズ内の熱を逃さないためのインサレーション(中綿)だ。そこに、少々の雨や雪は意に介さない防水性のアッパーや、肌触り良く温かみを感じさせるインナーもプラス要素。これらをクリアしたイチ押しの5モデルをご覧いただこう。

1. 着用者の体温を利用して、シューズ内を瞬時に温める最強冬ブーツ

Columbia(コロンビア)
「サップランド ツー ラックス サイドゴア ウォータープルーフ オムニヒートインフィニティ」(2万4200円)

日本最北の地・北海道において、冬の最強シューズとして高評価を獲得しているアウトドアブランド、Columbia(コロンビア)のサップランドシリーズから、大人の装いにも対応するサイドゴアタイプをピックアップ。

アッパーは本革に勝るとも劣らぬ質感のエコレザー。ウォータープルーフ仕様なので、雨も雪も問題なし。ライナーに搭載された熱反射保温機能・オムニヒートインフィニティも必見だ。通気性を損なうことなく、体の熱を利用してシューズ内を効率よく瞬時に温めてくれる。

さらに最大の特長はアウトソールにあり。積雪や凍結のある厳しい状況下でも安全に歩行できるように開発されたヴィブラム・アークティックグリップは、マイナス20℃でも硬化せず、細かい突起付きのラグが乾いた状態・濡れた状態のどちらの氷上においても、安定したグリップ力を発揮する。

防寒性と汎用性が高次元で融合した1足をお探しならば、必ずや満足いく結果が得られるはず。

>> Columbia

2. 保温性と視認性を武器に、自転車乗りの足元を支えるコラボモデル

rig FOOTWEAR(リグフットウェア)
「リグ×ナリフリ ドゥ―ブ」(1万9580円)

履いていて暖かいだけでなく、足自体を休める効果も期待できるモデルがあれば、さぞかし便利に違いない。そう思って探したら、日本人の足の特徴に基づいたフットベッドを採用するrig FOOTWEAR(リグ フットウェア)で発見。

「ドゥーブ」は、アウター生地の化繊ダウンと保温性の高いインナー生地を使用し、衝撃吸収性の高いフットベッドで足腰の疲労回復を促しつつ、血行促進効果も期待できる冬用リカバリーシューズである。しかも本作は、街に溶け込むデザインを両立させたブランド、ナリフリとのコラボモデルだ。

自転車に乗ることを想定した機能とミリタリーギアを彷彿とさせるブランドカラー、そしてヒール部分に施されたリフレクタープリントが、車道を走る自転車乗りにとって重要な被視認性を確保すると同時に、ブランドのアイデンテティを証明。

ウィンタースポーツを楽しむ人のために開発されているため、雨や雪で濡れても不快にならないよう、防水透湿性を完備している点もありがたい限り。

>> rig FOOTWEAR

3. ボリューミーで脱ぎ履きイージー、履き心地はウォーミー

CONVERSE CAMPING SUPPLY(コンバース キャンピング サプライ)
「MOC CP WT」(1万3200円)

アウトドア好きの間でも好評を集めているCONVERSEのアウトドアライン、CONVERSE CAMPING SUPPLY(コンバース キャンピング サプライ)からも、モックスタイルによるイージーな着脱と、ウォーミーな履き心地を兼ね備えたウィンターシューズが到着。

ナイロンとシンセティックレザーをコンビ使いしたアッパーには撥水加工が施されており、軽微な雨や雪であれば濡れても全く問題ない。

さらに甲部分に配したワイドなベルトと履き口部分のコードロックが、フィッティングの調整を容易にするのみならず、雪の侵入も防いでくれて一石二鳥。

着用感の面では、アッパーに内蔵された厚めのフォームと、起毛感のあるソックライナーが温かみのある履き心地を提供する。程良くボリュームがありラギッドなソールパターンも、シルエットが膨らみがちな冬コーデによく似合う。

カラバリは、写真のミリタリーホワイトとブラックの2カラー。ワントーン配色なのでどちらも活躍頻度は高い。

>> CONVERSE

4. リカバリー機能と極上のクッショニングに、完全防水までプラス

TELIC(テリック)
「オールローズ-QT2」(1万6500円)

“雲の上を歩くような履き心地”で人気を博すTELIC(テリック)といえば、リカバリーサンダルで知られるが、冬用のフットウェアも好評だ。

中でも、ブランドの売りであるリカバリー機能はそのままに、防水・防滑機能を搭載したキルティングブーツ「オールローズ QT」を、雪の日でも着用可能な完全防水仕様へとリニューアルしたのが本作。やや広めに設計された履き口は、着脱しやすくブーツインにも対応。

足にかかる負担を軽減し、どんな道でも快適に歩ける独自配合のリカバリーアウトソールや、軽量でクッション性が高く、厚さ5.5cmのボリューミーなミッドソールが快適な履き心地を提供。

また、足の形態学に基づき親指と指の間になだらかな傾斜を付け、足先部には突起した意匠を配置することで、踏み込み時の指が地面を掴むようにグリップをサポート。少ないエネルギーで、効率良く軽やかに冬を過ごしたいという人には、ぜひオススメしたい1足だ。

>> TELIC

5. 冬の定番ブーティを高機能素材ミノテックでリニューアル

SHAKA(シャカ)
「シュラフキャンプブーティー」(1万8150円)

“あたたかさ”とは、触覚だけでなく視覚からも感じられるものだ。その点で言えば、SHAKA(シャカ)の「シュラフキャンプブーティー」は見るからにウォーミー。

アンクル部分にまでギッシリと詰め込まれた中綿には、高い断熱性と透湿性を誇る3Mシンサレートを採用。足首までを完全に覆うことで内側の熱を逃さず、屋外活動時でも快適そのもの。

しかも今冬は、アッパーを雨蓑から着想を得た特殊構造とノンラミネート加工により、ストレッチ性と通気性、透湿性に撥水性まで持たせた高機能素材ミノテックでリニューアル。

足首にあしらわれたリフレクター仕様のドローコードと甲ベルトはフィット調節と着脱を容易にし、ストレスのない着用感に寄与する。さらに通気性とクッション性の高いインソールも、快適な履き心地の実現に欠かせないポイント。足にしっかりフィットするアウトソールはグリップ力抜群。

外に出るのも億劫になりがちな冬。気持ちをアクティブに変えてくれる心強い味方だ。

>> SHAKA

*  *  *

冬の“あったかシューズ”というテーマのもと、今回はアウトドア対応のスペックに防寒性・保温性を備えたモデルに的を絞ってセレクトしてみた。新たな年を迎える頃には、季節もいよいよ冬本番に突入する。

その前に再度確認。序文でも述べたように、基本装備の一番手が、シューズ内の熱を溜め込むためのインサレーション(中綿)であるのは、もはや確定事項。そこに、少々の雨や雪など意に介さない防水性のアッパーや、温かみを感じさせる柔らかな質感のインナーが加われば、この冬を快適に過ごす準備は万端。まだ履いたことのない諸兄も、試せば必ずや驚かされるはず。そしてこう言うだろう。「その手が“あったか”!」と。

>> 2023年注目シューズ総まとめ

<文/TOMMY スタイリング/添田和宏>

TOMMY|メンズファッション誌を中心に、ファッションやアイドル、ホビーなどの記事を執筆するライター/編集者。プライベートでは漫画、アニメ、特撮、オカルト、ストリート&駄カルチャー全般を愛する。Twitter

 

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