調査会社Counterpointの最新の調査により、Appleは2023年世界スマホ市場のプレミアム部門(600ドル以上)で圧倒的なシェアを獲得したことが明らかになりました。ですが、Huaweiの復活などにより、Appleの市場シェアは若干減となっています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleは世界スマホ市場プレミアム部門で圧倒的なシェアを獲得。
2. Huaweiの復活などにより、市場シェアは若干減となっている。
3. オワコンに見えたHuaweiはMate 60シリーズで状況を一変させた。
Appleは71%のシェアを獲得
Appleの2023年の世界スマホ市場のプレミアム部門のシェアは71%と、他社を寄せ付けない圧倒的な強さを誇っているものの、2022年の75%と比べると4ポイント減少しています。
この背景には、HuaweiのMate 60シリーズでの復活があるとされています。米国による制裁により一時は大きく出荷台数を減らしたHuaweiでしたが、中国技術のみを使用しているにも関わらず最新iPhoneに引け劣らないMate 60シリーズを打ち出したことで、状況は一変しました。
当初はHuaweiのMate 60シリーズがiPhone売上に与える影響は限定的とみられていましたが、いざ蓋を開けてみると2%のシェアの奪還につながっていたことが判明したわけです。
Appleが失ったシェアは4%と微小だと思われるかもしれませんが、2022年にはスマホ市場プレミアム部門の売上の4分の3がiPhoneだったのに対して、2023年は7割ほどまでに下がったと見ると、その違いは結構大きいと言えるかもしれません。
プレミアム部門は今後も伸びる見通し
2016年からプレミアム部門がスマホ市場で占める割合は増加の一途をたどっており、今度もそのトレンドはしばらくは続くとみられています。
販売価格1,000ドルを超える超プレミアム部門も成長しており、2023年にはプレミアム部門の売上の3分の1以上を占めるに至っています。
Photo:Counterpoint
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-571739/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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