2022年に導入されたiPhoneおよびApple Watchの衝突事故検出ですが、誤通報はいまだに多いものの、それでも非常に役立っていると現場から報告がありました。米アリゾナ州ヤヴァパイ郡保安官事務所(YCSO)が2日付けでプレスリリースを出しています。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Appleの衝突事故検出を称賛する声が現場から聞かれている。
2. 誤通報はいまだに多いものの、機能がなければ助からなかったというケースも結構あるという。
3. Appleの衛星経由の緊急SOSについても現場からは肯定的な意見。
誤通報が多い衝突事故検出
Appleの衝突事故検出は、セダン、ミニバン、SUV、ピックアップトラック、その他の乗用車が絡む激しい衝突事故 (正面衝突、側面衝突、追突、横転など) を検知するよう設計された機能で、反応できない状態の場合、20秒待ってからデバイスが自動的に緊急通報サービスにつないでくれるようになっています。
衝突事故検出は一見素晴らしい機能のように思えますが、誤通報が多いといわれており、昨年始めには長野県の北アルプス広域消防本部に100件以上の自動通報があったものの、すべて誤通報だったと伝えられていました。
現場からは機能を称賛する声
前述のYCSOが出したプレスリリースには、アリゾナ州ヤヴァパイ郡でのおおよそ75%の衝突事故検出による通報は誤通報であるものの、本物の緊急電話を受け取れないよりはよっぽど良い、と現場の声が記されています。
実際、駆けつけてみると事故に巻き込まれた人の意識がなくなっている場合もあり、もしAppleの衝突事故検出がなければ間違いなく助からなかったというケースも結構あるそうです。
Appleの衛星経由の緊急SOS機能についても、少し前に現場から称賛の声が報じられたばかりです。もちろん事故に巻き込まれないことが一番ですが、いざというときに頼りになるデバイスづくりを心がけているAppleの姿勢は確かに称賛に値するのではないでしょうか。
Photo:Apple
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-571885/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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