誰もが気軽にARにアクセスできる世界の実現を目指して2017年に設立、世界的なVR・ARブームの中で急成長を遂げているのが中国・北京発のスタートアップ企業XREAL。中国はもとより、日本、米国、韓国、英国で事業を展開するなど、AR分野に特化したテック企業として、もはや世界中にその名を知られる存在です。
そんなXREALから最新モデル「XREAL Air 2 Ultra」(9万9800円)が発表されました。基本的には同社より開発者向けに提供されるソフトウェア開発キットとともに使用されるプロダクトですが、一般ユーザーの購入も可能とのこと。先端技術を搭載した最新ARグラスの実力をいち早くご紹介しましょう。
この「XREAL Air 2 Ultra」は、頭の向きに加えて位置移動のデータも取得できる“6DoF(シックスドフ、6軸自由度)”をかなえたARグラス。2つの3D環境センサーが空間を認識、位置情報とマッピングを同時に提供することで、3D空間内のユーザーの位置をリアルタイムで特定。これによりハンドトラッキングや3Dメッシュ作成、セマンティックシーンの理解などが実現できるようになります。
本体に搭載されているのはソニー製OLEDマイクロディスプレイで、FOV(視野角)は52°、最大解像度は左右それぞれ1920×1080ピクセル、両目合わせればフルHDに相当する高精細な映像体験を提供。表示映像の滑らかさを表すリフレッシュレートは2Dで最大120Hz(3Dでは最大90Hz)、明るさは最大500nits。屋外でも室内でも快適に視聴できるよう、「Air 2 Pro」で好評だった調光機能も引き続き採用されています。
またコンパクトなサイズながらも本体にはシネマグレードのオーディオスピーカー&マイクをしっかり搭載。特にスピーカーは音の拡散を抑える指向性オーディオ技術を採用することで、プライバシーを保ちながら豊かな聴覚体験が実現できるようになっています。
一方で、アイウエアとしての装着しやすさやスタイリッシュなルックスにも注目したいところ。フレーム部分には軽く耐久性に優れたチタン素材を業界で初めて採用することで、80gという驚きの軽さを実現。加えて長時間の装着でも掛け疲れすることなく快適に使い続けられるように、全体の重量配分も綿密に計算されています。
3段階で調整可能なテンプルや3サイズから選んで取り替えられるノーズパッドなど、物理的な調整機能もきめ細かく備えるほか、テュフ ラインランドの認証を受けた色精度や低ブルーライト、フリッカーフリーなど、目の健康に関する配慮も十二分に行き届いている点も好印象。
また昨年末から話題になっているiPhoneの最新機能である空間ビデオ機能をサポートしている点にも注目したいところ。例えばiPhone 15 Pro を使って撮影した空間ビデオを、サードパーティ製アプリを使って“サイドバイサイド形式”と呼ばれるデータに変換すれば、この「Air 2 Ultra」を使って視聴することが可能。
独特の没入感が楽しめる空間ビデオを自分で撮って視聴できるってちょっと楽しい! 出荷は3月予定(現在、予約受付中)とちょっと先ではありますが、新しモノ好きならチェックしておきたいガジェットです。
>> XREAL
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/578397/
- Source:&GP
- Author:&GP
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