米インシュアテックLemonade、“信頼感”育むビジネスモデルで業界課題へアプローチ

保険業界は、顧客からみて料金の計算や取り引きの詳細が複雑で不透明であるため、不信感を抱かれやすい傾向があるという。

そんななか、アメリカのスタートアップであるLemonadeは、保険プロセスを合理化するだけでなく、信頼感とコミュニティを育むアプリを作成。AIを活用した、シンプルかつ透明性のある保険サービスで保険業界の課題へアプローチした。

AIと機械学習を活用、保険プロセスを効率化

Lemonadeは2015年に設立された米スタートアップ。住宅や自動車の保険、ペットの健康保険、定期生命保険などをアプリを通じて提供している。

同アプリではAIと機械学習を活用。AIボット“Maya”が、ユーザーにぴったりの保険を作成する。保険の提供にかかる時間は90秒、支払いまでの時間は3分だという。ブローカーの代わりにAIボットを使用することで、事務処理が不要になり、数分で保険の見積もりを提案できる。

なおトラブルに対する請求の処理も、LemonadeのAIと専任チームが担当。アプリ上のユーザーからの問い合わせに応じて、AIが18の不正防止アルゴリズムを実行する。

請求が即座に承認された場合、AIが数秒で支払いを行う。それ以外の場合は、専任チームが迅速に処理する。

残ったお金を慈善活動に寄付

Lemonadeはユニークなビジネスモデルを構築している。

同社では保険料から定額料金を徴収し、残りを保険金の支払いに使用し、残った金額を保険契約者が選んだ慈善活動に寄付している。

このアプローチは顧客の共感を得ただけでなく、レモネードをインシュアテックの分野における社会的意識の高いプレーヤーとして位置づけた。

2019年、レモネードは上場し、インシュアテック・セクターにとって重要な節目を迎えた。この株式公開は、レモネードの革新的なビジネスモデルと保険業界を再構築する可能性に対する投資家の信頼を実証した。レモネードの上場は、さらなる成長と技術的進歩のための新たなチャプターの幕開けといえるだろう。

参考・引用元:
Lemonade 公式サイト
Lemonade アプリ App Store/Google Play

(文・Techable編集部)


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