新型iPad Proの初期製造台数は1,000万台が見込まれていましたが、700万台〜800万台に削減された模様です。
搭載する有機EL(OLED)ディスプレイのサプライヤー別発注数を考えると、13インチOLEDディスプレイの発注数が削減された可能性があります。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. 新型iPad Proの初期製造台数が、3割も削減された。
2. 13インチOLEDディスプレイの製造枚数が削減された可能性が高い。
3. あまりにも高い価格設定に対し、Appleは弱気の需要見通しに変更したのかもしれない。
13インチを唯一製造するLG Displayへの発注数削減
新型iPad Pro用OLEDディスプレイは、LG Displayが11インチと13インチの2種類を製造、Samsung Displayが11インチのみを製造しますが、LG Displayへの発注数が削減されたようです。
LG Displayは11インチと13インチを合わせて600万枚、Samsung Displayは11インチだけを400万枚製造する予定でしたが、LG Displayの製造分が300万枚に減らされたとのサプライチェーン筋の情報があります。
その場合、LG Displayだけが製造する13インチOLEDディスプレイの製造枚数が減少するだろうことは必須で、自ずと出荷台数が少なくなることを意味します。
あまりにも高額な価格設定で、需要見通しが弱気になっている?
新製品への注文台数は予約受付開始初期が最も多いのが通常ですので、初期出荷分は一定数確保されているでしょう。
しかし、13インチOLEDディスプレイの製造枚数が少ないとすれば、発売後もお届け予定日までの日数が長い状態が続くかもしれません。
もっとも、新型iPad Proの販売価格はMacBook Proと同程度になりそうですので、さすがにこの価格で注文するユーザー数はそれほど多くないとAppleは判断したのかもしれません。
Photo:jordan(@feverdreamlng)/X
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-573898/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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