Galaxy Z Fold6 FEを投入か〜折りたたみスマホ普及せずシェアも低下

Galaxy Z Fold6 FE_1200
 
Samsungが、今年発表する新しい折りたたみスマートフォンであるGalaxy Z Fold6において、廉価モデルを投入するとの予想がでてきました。
 
Samsungは2024年中に折りたたみスマートフォンの廉価モデルを市場に投入することはないと述べていましたが、折りたたみスマートフォンの普及と中国市場でのシェア回復を目指して廉価モデルを投入する模様です。
 
Samsungは、Appleが折りたたみスマートフォンを販売していないことを揶揄する広告を何度も展開していますが、他社を気にせずに自社の事業に集中したほうが良さそうです。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Galaxy Z Fold6に、廉価モデルが設定される。
2. Samsungの想定よりも折りたたみスマートフォンが普及せず、中国市場でシェアが漸減的に低下しているのが発売の背景。
3. 中国専用のプレミアム折りたたみスマートフォンの販売は、あまり効果がなかった模様。

Galaxy A Foldと噂されたモデルがGalaxy Z Fold6 FEとして発売?

投入される廉価モデルは、2022年6月にGalaxy A Foldと噂されたものかもしれません。
 
ただし、Galaxy Z Fold6の廉価モデルと位置付けられるのであれば、Galaxy S23に対するGalaxy S23 FEのように、Galaxy Z Fold6 FEと命名されることも考えられます。
 
2022年11月には縦に折りたたむスマートフォンであるGalaxy Z Flipの廉価モデルとしてGalaxy Z Flip Liteが開発されているとの噂も伝えられていましたが、今回の報道にこちらのモデルは含まれていません。
 
販売価格が高額な、横に折りたたむスマートフォンであるGalaxy Z Fold6の廉価モデルを市場に投入することで反応を確認し、反響次第でGalaxy Z Flipの廉価モデルの発売を検討する可能性がありそうです。

Samsungの折りたたみスマートフォンの市場シェア減少止まらず

Samsungが折りたたみスマートフォンの廉価モデルを発売するのは、想定よりも進まない普及と、中国市場でのシェア低下がその理由と伝えられています。
 
全世界でのSamsungの折りたたみスマートフォンの市場シェアは、2023年の通年では50%を下回ったようで、かつて80%以上を占めていたことを考えると状況は深刻です。
 
さらに、中国市場に限るとHonorとHuaweiに抜かれ、市場シェアは第3位の19%まで低下しています。
 
SamsungはGalaxy Zシリーズよりも高額な中国専用の折りたたみスマートフォンを販売していますが、収益面では好影響を及ぼさなかった可能性があります。
 
そのため、まずは1台あたり利益が低下してでも、折りたたみスマートフォンの普及とシェア回復のためにGalaxy Z Fold6の廉価モデルを発売することを決定したのかもしれません。
 
 
Photo:Miror Pro/YouTube
(FT729)


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