シンガポールに本拠を置くフィンテック企業Aspireは、中小企業向けのオールインワン金融エコシステムを構築し、創業以来急成長を遂げている。支払いサービスから財務管理ソフトウェアに至るまで幅広いサービスを単一のプラットフォームで提供し、中小企業のビジネスを支えてきた。
Aspire公式サイトより引用
社名のとおり使命遂行を“志し”、進化し続けるAspireの金融サービス
中小企業の支援を使命に掲げ、2018年にたった2人からスタートしたAspire。創業当時は中小企業向けの運転資金融資を目的としていたが、すぐにマルチプロダクト戦略を採用。そこから2年とかけずにインドネシア、タイ、ベトナムでも事業を展開するに至った。
2023年8月に、インドネシアにおける中小企業のデジタルプレゼンスを高めるためMeta、Bank Aladinと提携を発表した。Aspire公式サイトNewsroomより引用
アジア太平洋地域への拡大とフィンテックの未来への展望
現在は5か国に450人以上の従業員を擁し、世界のフィンテックスタートアップのトップ100入りを果たした同社。2023年11月末にはシンガポールの都心部に新本社を開設し、2025年までに国内の従業員数を300人に倍増させる計画を明らかにした。
2023年11月に、シンガポール新本社開設を発表した。Aspire公式サイトNewsroomより引用
オールインワン財務プラットフォームとして、アクセスしやすい国際決済・経費・債権・債務管理のためのソリューションをアジア全域にまたがる1万5000以上のビジネスクライアントへ提供するAspire。シンガポール企業向けの会社設立サービス「Aspire Kickstart」も運営し、中小企業の資金調達と運営の効率化を実現している。
アジア太平洋地域が2030年までに世界最大のフィンテック市場になると予測されるなかで、他社との差別化を成功させて顕著な成長を続け、スタートアップや中小企業の成長を支援する同社は、日本のビジネス界にとっても注目すべき事例だろう。
引用元:Aspire
Aspire global site
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(文・Techable編集部)
- Original:https://techable.jp/archives/226287
- Source:Techable(テッカブル) -海外テックニュースメディア
- Author:Techable編集部