「ながらVR」運転、法律で規制すべきか

vision pro
 
Appleの複合現実(MR)ヘッドセットVision Proは、2日に米国で発売に至ってからというものユーザーが屋外でデバイスを使用する事例が多数報告されていますが、中には危険を伴うものも存在します。TeslaのCybertruckをVision Proを装着したまま運転するユーザーの姿がカメラに捉えられており、物議を醸しています。
 

■3行で分かる、この記事のポイント
1. AppleのMRヘッドセットVision Proが屋外で使用される事例が多数報告されている。
2. TeslaのCybertruckをVision Proを装着したまま運転するユーザーの姿が捉えられている。
3. 日本では、運転中にスマホや携帯電話で通話する「ながらスマホ」に対する罰則が厳格化されている。

米運輸長官が「危ない」とポスト

Apple Vision Proを装着したままTeslaのCybertruckを運転するユーザーの動画をジョー・バイデン政権で運輸長官を務めるピート・ブティジェッジ氏がリポストしており、「先進運転支援システムを使用していても、人間のドライバーが常に運転を制御し、そのタスクに関与しなければならない」とコメントしていますが、ユーザーの返信でCybertruckでは先進運転支援システムは今のところ使用できないことが指摘されています。
 


 
すなわち、カメラに捉えられたこのユーザーは、Vision Proで手のジェスチャーを使用しながら、普通の自動車を運転していたことになります。

ながらスマホと同じ扱いになる?

Apple Vision Proの法律上の位置づけは、やはりスマホと同等になるのでしょうか。日本では令和元年12月1日から運転中にスマホや携帯電話で通話したり、画面を見たり操作する「ながらスマホ」に対する罰則が厳しくなっています。
 
Vision Proを装着したままスケボーでニューヨークを走り回るユーザーの動画もすでに上がっていますが、今後同様のデバイスがさらに普及したとき、新たに法整備が行われていくのではないでしょうか。
 
 
Photo:@SecretaryPete/X
(lexi)


Amazonベストセラー

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA