Appleは、現地時間2月6日にリリースしたvisionOS1.1の開発者向けベータで、Apple Vision Proでビデオ通話中に相手の顔を表示する「ペルソナ」を修正しています。同機能は、発売前にVision Proをレビューしたジャーナリストから「不気味」と酷評されていました。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. Apple Vision Pro装着中、相手に表情を見せるペルソナ機能。
2. 画像が不鮮明でジャーナリストに「不気味」と酷評されていた。
3. visionOS1.1ベータで、同機能の改善が開始されている。
ビデオ通話中に相手に自分の顔が見える「ペルソナ」機能
Apple Vision Proの「ペルソナ」は、Vision Proを装着してFaceTimeビデオ通話をする際、Vision Proを装着していない状態の表情を相手に見せられる機能です。Appleは、同機能を「ベータ」と位置付けています。
テクノロジーメディアThe Vergeの編集長ニレイ・パテル氏は、Apple Vision Proの発売前レビューで、ペルソナ機能を実際に試した印象として「非常に奇妙でとても不気味」とコメントし、ストレスなく使うにはまだ時間がかかりそう、と辛口の評価を寄せていました。
以前よりも詳細で人間的に
Appleは、現地時間2月6日にリリースしたvisionOS1.1の最初の開発者向けベータで、ペルソナの改善を開始している、と米メディアMacRumorsが報じています。
visionOS1.1のベータをインストールすると、「最新の外観にアップデートするため」として顔のキャプチャをやり直すよう求められ、生成されたペルソナは以前よりも詳細で、人間的になっているようです。
なお、visionOS1.1ベータでも、ペルソナ機能はベータとされています。
「大幅に改善された」との評価
テクノロジー系YouTuberのSnazzy氏(@SnazzyLabs)は、「私だけかもしれないが」と前置きしつつ、visionOS1.1ベータでペルソナ機能が大幅に改善された、と評価しています。
同氏は「まだ不気味で奇妙な感じがする?ああ、でも私はもうスターリンのようには見えないよ」と、同機能が発展途上であることを認めつつ、新たなペルソナのスクリーンショットを投稿しています。
So, maybe it's just me, but I feel like the visionOS 1.1 beta vastly improves the Persona feature.
Is it still uncanny and creepy? Yeah, but I don't look like Stalin anymore. pic.twitter.com/uYGUugHFSl
— Snazzy Labs (@SnazzyLabs) February 6, 2024
visionOS1.1は「恐ろしく不安定」
ちなみに同氏は、visionOS1.1は恐ろしく不安定で、USBポートがないのでダウングレードもできないので、インストールしない方が良いとも呼びかけています。
PSA do not update to the Apple Vision Pro 1.1 developer beta no matter how much you may be tempted. It is horribly unstable and because this genius product has no USB port, you're unable to downgrade without going to the Apple Store.
— Snazzy Labs (@SnazzyLabs) February 7, 2024
Photo:Apple, SnazzyLabs/X
- Original:https://iphone-mania.jp/news-574721/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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