飛行機のテーブルにスマホを固定したら、動画もマンガも快適に楽しめた!

飛行機の長時間フライト時、何をして時間を潰してますか?

まず思い浮かぶのが、機内エンタメで映画を観ること。ただあれって、動きはもっさりだし、海外系エアラインだと日本語字幕や日本語吹き替えがなかったりなど、不満もちらほら。

もし普段からスマホで動画や映画、マンガを楽しんでいるのであれば、オフラインでも見られるよう準備しておくのではないかと思います。

でも、長時間スマホを手持ちするのってしんどいし、スタンドを使ってテーブルに置いても低くて見づらい。もっとラクにスマホを使えないかと探してみたところ、見つけたのがサンワダイレクトの「トラベルスマホホルダー 200-STN044CB」(1680円)。

▲たたんだ状態は長さ9.5×幅3.7×厚さ3.5cmで約96gと手のひらサイズ。カーボン調だがプラスチック製

海外へのフライト時に使ってみたところ、うん、悪くない。不満点もありましたが、これは価格を考えるとしゃーないかなといったところでしょうか。

 

■いろいろな場所に固定して試してみた

持ち運び時は折りたたんで、使用時は開くんですが、このたたんだり開いたりする時の音がかなりうるさい。

▲展開した状態の長さは171cm。左側がスマホを挟む部分で、右側がクランプ形状になっている

▲スマホホルダー部が回転させられたり、クランプ側とスマホホルダー側も回転させられたりなど、可動部は多い。どこも無段階調整式ではなく、カチカチと動く角度固定タイプ

無段階ではなく、さまざまな角度で固定できるようになっているためなんですが、どこを動かしてもカチカチカチカチと結構な音が出ます。もうちょっと静かでスムーズに動いてくれるとうれしいんですが…。

▲クランプ部分はレバーをスライドさせて開く

固定はどこかに挟み込むクランプ式なんですが、バネがなかなか硬い。結構チカラが必要です。しっかり固定するためにはこれぐらい固くないとダメだというのはわかりますが、それにしても開くのはかなり大変。

とまぁいきなり不満から始まりましたが、要は機内で快適にスマホが使えることが最大の目的なわけで、その点では不満なし。あるなしを考えたら、確実にある方がいい!というのが結論です。

では、飛行機内でどう使ってみたのか。いくつかのパターンを試したので、それぞれ紹介していきます。

今回乗ったのはエアバスA330-300という、だいぶベテラン感のある飛行機。最新機材やボーイング、そしてエアラインによってもシート周りは変わってくるので、あくまでご参考まで。

【使用例①】全開時のテーブル

クランプは厚さ約3.8cmまで対応なので、余裕で設置。ただし、奥側に取り付けると角度を上向きにできないため、横への設置になってしまいました。設置する側に隣の人がいる場合や通路がある場合は避けた方がいいかもしれません。

【使用例②】半分展開時のテーブル

飛行機のテーブルは半分に折りたたんでも使えますが、この状態でも挟み込めました。ただしこの場合も、設置場所は横がベストなので、お隣さんがいる場合は避けるか配慮が必要です。また展開したテーブルへ設置した場合は、角度的に見下ろすようになるため、テーブル手前への設置は首がしんどく、実用的ではありませんでした。

【使用例③】閉じたテーブル

動画視聴が最も快適だったのが、この“閉じたテーブルの上端”に取り付けるパターンでした。一度テーブルを開いて挟み込み、元に戻せばOKです。角度も上向きにできるので、普通に座った状態でも自然な視線で楽しめます。ちょうど機内エンタメの画面の下あたりになり、前の人がシートを倒していても、見づらいという感じにはなりません。

▲エコノミークラスのシートピッチなら距離も近いので、タッチ操作もラクラク

*  *  *

最近はタブレット貸し出しサービスを行っているエアラインも出てきていますが、なんやかんやで自分のスマホが一番使い勝手がいいのはたしか。それに、YouTubeならYouTube Premiumに加入していれば動画をダウンロードできるし、Prime VideoやNetflixといった動画サブスクもダウンロードでのオフライン視聴に対応しています。そして電子書籍もダウンロードしての閲覧が基本。あらかじめ見たいコンテンツをスマホにダウンロードしておけば、長時間移動もあっという間になります。

そして、そんな時にハンズフリーで楽しめるだけで快適度はかなり上がります。ちなみに機内でもBluetooth接続はOK(機外の機器との通信は不可)なので、普段使っているワイヤレスイヤホンは持っていきましょう。

当初はiPadを固定できるホルダーを探していたんですが、残念ながら見つかりませんでした…。

あと、シートに設置された充電用の端子が機材によってバラバラなのも困りものです。古い機材だとUSB Type-Aしかなかったりもするので、Type-AとType-Cどちらでも対応できるように変換アダプタを持っていくといいかもしれません。

今回使った「トラベルスマホホルダー」ですが、新幹線のテーブルでも使えるようなのですが、シートピッチ(前席との距離)が飛行機よりはあるので、スマホだとちょっと遠いと感じるかも。とはいえ、クランプで固定せずにスマホスタンドとしても使えるので、ひとつ持っていると便利なアイテムであることは間違いないですよ。

>> サンワダイレクト

<取材・文/円道秀和(&GP)>

 

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