パイロットコーポレーションが開発した「フリクション」シリーズは、専用の消去用ラバーによる摩擦熱で、65℃前後で筆跡を消せる特殊な「フリクションインキ」を搭載した“消せるボールペン”シリーズ。
そもそも消せるボールペンは予定変更の多い手帳の書き込み時などで重宝されていましたが、さらに細かく書き込みしやすい激細の0.3mmタイプが登場。それが「フリクションシナジーノック」(275円)。これまで最細のボール径だった0.4mmを0.1mm更新し、2024年3月4日発売です。
▲「フリクションシナジーノック03」
一般的にボールペンのペン先は、“パイプチップ”と”コーンチップ”という大きく2つの種類に分けられます。パイプチップはステンレスパイプの先端にくぼみをつけてボールを点で支える形状で、摩擦抵抗が低減されており滑らかな書き味を実現します。一方、コーンチップはよく使われる円錐形で、ペン先が強くて安定しており、インキ容量が多いため書き出しが良いのが特徴です。
フリクションインキは温度変化で筆跡を消せるよう粒子の大きなマイクロカプセルが入っているため、これまではインキを大量に供給できるコーンチップが使われていました。しかし、2019年にパイプチップとコーンチップ両方のメリットを併せ持つ“シナジーチップ”を投入し、0.4mmの超極細タイプ「フリクションポイントノック04」を発売。それをさらに改良した製品が、今回の「フリクションシナジーノック」です。
シナジーチップはパイロットが独自開発した細書きボールペン用のペン先で、細いパイプ形状でありながらパイプの後ろ部分を太くすることで強度を高めています。また、インキの通り道を広げることで、インキの供給もスムーズとなり滑らかに筆記できるのも特徴です。
サイズは全長142mm、最大径10.5mm。ボディカラーはグレーで統一されており、スタイリッシュで落ち着いたデザインになっています。
▲「フリクションシナジーノック04」
ボール径のタイプは史上最細の0.3mmだけでなく、0.4mm、0.5mmも含めて3種類をラインナップ。ボール径によって、ボディ後部の消去用ラバーの色が異なるため、どのボール径のペンかはすぐに判別可能です。
▲「フリクションシナジーノック05」
インキの色もブラック、レッド、ブルーという基本色だけでなく、グリーン、ブルーブラック、オレンジ、ピンク、ライトブルーと全8色をラインナップ。インキ色もクリップの色で判別できて便利ですね。
今回の新製品発売に合わせて、0.3mm、0.4mm、0.5mmの各ボール径で揃えた8色セットも発売されます(2200円)。
手帳により細かい字を書き込みやすく進化した史上最細フリクション、細いのに滑らかな書き心地を実感しませんか。
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/584156/
- Source:&GP
- Author:&GP
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