Apple公式のサポートページで、iPhoneが濡れてしまってもお米の中に入れないように、という注意書きがある、と海外メディアが話題にしています。Appleは、iPhoneが水没などで濡れてしまった場合の対策を公開しています。
濡れたiPhoneをお米に入れるとiPhoneが壊れる!
最近のiPhoneは耐水性能が向上しており、長期間にわたって川底や海底に沈んでいても無事に動作した事例も報告されています。
しかし、大事なiPhoneが水没して慌ててしまい、古くから言われている「生米と一緒にファスナー付きバッグに入れれば、お米が水分を吸収するのでiPhoneの水分も乾く」という迷信に飛びついてしまうこともあるかもしれません。
しかし、Appleは「お米の袋に入れる」という方法を明確に禁止している、と海外メディアMacWorldが取り上げています。
濡れたiPhoneを乾かす方法、3つのNG
Appleは、2024年1月2日付け(日本語版は1月8日付け)で更新した最新版のサポートページ「iPhone で液体検出の警告が表示された場合」において、iPhoneが濡れている場合の禁止事項として、以下の3点を挙げています。
・高温の熱源やエアダスターで iPhone を乾かさないでください。
・綿棒やペーパータオルなどの異物をケースの コネクタに挿入しないでください。
・iPhone を米の袋に入れないでください。米の小さな粒子が原因で iPhone が損傷するおそれがあります。
Appleの呼びかける水濡れ対策
Appleは、iPhoneが濡れている場合、濡れた状態でケーブルを接続すると、コネクタの腐食や損傷、機能不全につながる可能性があるので避けるよう呼びかけています。また、(iPhoneの背面が乾いていることを確認のうえで)ワイヤレス充電を利用することを案内しています。
Appleが公開している、iPhoneの乾燥方法は以下のとおりです。時間がかかりますが、辛抱強く乾燥を待つのが重要です。
1. iPhone をコネクタ部を下向きにして手のひらに載せ、優しくたたいて余分な水分を抜き取ります。風通しのよい乾いた場所で iPhone を自然乾燥させてください。
2. 30 分以上経ってから、Lightning ケーブルまたは USB-C ケーブルで充電するか、アクセサリを接続してみます。
3. 再び警告が表示される場合は、コネクタの中や、ケーブルのピンの根元にまだ液体が残っています。iPhone を風通しのよい乾いた場所に丸一日置いて自然乾燥させてください。その後、あらためて充電またはアクセサリの接続を試してください。完全に乾かすには、最長で 24 時間かかる場合があります。
4. iPhone が完全に乾いているのに充電されない場合は、アダプタからケーブルを外し、アダプタをコンセントから外してから (可能な場合)、接続し直してください。
「お米に入れないで」の注意書きは2019年には掲載
筆者がWebアーカイブで確認できた限りでは、英語版、日本語版ともに、iPhone11シリーズ発売の前日である2019年9月19日付けのサポートページで、iPhoneを米の袋に入れないよう促す記述がありました。
約5年前の時点で、米の袋に入れられたことで故障したiPhoneの修理依頼が世界各地で発生していたのかもしれません。
Photo:Appleサポート, WaybackMachine (1), (2)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-575485/
- Source:iPhone Mania
- Author:hato
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