2023年の米国において、AppleのMacの中で最も販売台数が多かったのは2022年と同様にMacBook Proで、Mac全体の51%を占めていたことが調査会社CIRPのデータで明らかとなりました。同社は、MacBook Airが世界で最も人気のあるラップトップだと述べていますが、同デバイスの販売台数の割合は39%で2位となっています。
MacBook ProとMacBook AirがMac販売台数の約75%を占める
2022年のCIRPのデータによると、Appleのパソコン事業の主要デバイスはMacBookで、MacBook AirとMacBook Proが同社のMac販売台数の約75%を占める一方、デスクトップモデルはわずか25%でした。
2023年については、Appleのラップトップとデスクトップの割合はこれまで以上にポータブルに偏り、米国の消費者の90%がiMac、Mac mini、Mac Studio、Mac ProではなくMacBook AirまたはMacBook Proを選んでいるということです。
人気の高いMacBook Proには14インチと16インチ、MacBook Airには13インチと15インチと、それぞれ2つのディスプレイサイズがありますが、どちらも消費者の約半数以上が大きいサイズを購入しているとCIRPのデータは示しています。
筆者は10年以上、その軽さと性能の良さからMacBook Airを愛用しています。Photoshopを使用していますが、重くなることは全くないので、米国ではMacBook Proが最も人気が高いということで、比較的負荷の高い作業を行うユーザーが多いのかもしれません。
ただ、CIRPは調査のサンプル数を公表しておらず、Appleもこのような具体的な指標を明らかにしていないため、今回のデータがどの程度正確なのかは不明だということです。
M3チップ搭載の新型MacBook Airの登場がどう影響する?
先日、M3チップ搭載の新型MacBook Airが発表され、Appleオンラインストアでは予約受付が開始され、日本では3月8日に発売されます。なお、既に新型MacBook Airのものとされるベンチマーク結果がGeekbenchに公開されており、これによると同デバイスのベンチマークスコアは、M3 MacBook Proのものと同等だということです。
2つのラップトップの性能がほぼ同等ということであれば、今後の人気にも影響が出てくるかもしれません。ちなみに2022年にCIRPが発表したデータによると、Mac販売台数に占める割合はMacBook Proが40%、MacBook Airが34%でした。2023年はMacBook Proが51%、MacBook Air39%となっているので、両デバイスの人気の差は開いてしまっています。
しかし、新型MacBook Airの登場でこの差は再び縮まるのではないかと個人的には予想しています。
Photo:CIRP
- Original:https://iphone-mania.jp/news-576896/
- Source:iPhone Mania
- Author:m7000
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