Apple Watch向けマイクロLEDサプライヤーがまた撤退〜計画を抜本的見直し?

2026年モデルのApple Watch Ultraへの搭載を目標に開発が進められていると噂のマイクロLEDディスプレイ用マイクロLEDチップのサプライヤーが、また撤退した模様です。

既に、Osramが撤退しており、今回の撤退で2社目となります。マイクロLEDディスプレイ搭載Apple Watch Ultraの開発計画は、抜本的に見直された可能性が高そうです。

マイクロLEDチップのサプライヤー2社が撤退

Osramに続いてマイクロLEDチップの供給計画を断念したのは、シンガポールに本社を置くKulicke and Soffa Industriesです。

この度、Kulicke and Soffa Industriesが米国証券取引委員会(SEC:Securities and Exchange Commission)に提出した書類に、「革新的なディスプレイ開発と量産に関する契約を特定の顧客と結んでいたが、顧客から、この計画は破棄されたと通知された」と記されているようです。

この顧客とはAppleを指しており、革新的なディスプレイとはマイクロLEDディスプレイと考えられます。

少なくとも、当面の開発停止の可能性濃厚

Apple Watch UltraへのマイクロLEDディスプレイ搭載について、アナリストは計画中止と指摘、一方、著名記者は一部のサプライヤーが撤退しただけで開発は継続されていると述べています。

ただし、現状では計画から撤退した(撤退させられた)サプライヤーが増えている状況であり、少なくとも当面の開発は停止されている可能性が濃厚です。

マイクロLEDディスプレイの製造コストはかなり高く、現状ではそれを搭載するとApple Watch Ultraの販売価格が1.5倍程度になると試算されました。

趣味性ではなく実用性が求められる製品で、この販売価格を受け入れる消費者はそれほど多くないでしょう。

Photo:BobbyTS/YouTube


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