北アイルランド捜査当局のガサ入れによって、20,000台以上の偽iPhoneやAirPodsが押収されました。偽物のApple製品は、消費者を騙すだけでなく、これまでAppleすらも被害に遭ってきました。
大がかりな犯罪組織が背景に?
北アイルランドの首都ベルファストで、20,000台を超えるiPhoneやAirPodsが押収されました。いずれも巧妙なダミー製品で、仮に本物の金額に換算した場合、約1億円(60万ポンド)の損害をAppleに及ぼしたことになります。
すでに24歳の犯人は逮捕されたものの、個人で管理できる規模とは到底考えにくく、組織的な犯罪集団が関連している可能性は高いでしょう。
捜査当局も、こうしたダミー製品は賃金もろくに支払われない劣悪な労働環境で製造されているケースが大半だと指摘します。
つい先日も、シリアル番号や製造番号(IMEI番号)を偽装した累計5,000台以上の偽iPhoneを香港から輸入し、本物のiPhoneだと称してAppleに修理を依頼した2人組に実刑判決が下されたばかりです。
偽物トラブルで殺人事件に発展したケースも
偽物だと分かっていて手を出す消費者はまだ幸せかも知れません。
Apple製品は総じてブランド価値が高く需要もあるため、消費者が意図せずして偽物を掴まされてしまう事例も後を絶ちません。
例えばオーストラリアでは過去に、フリマで偽のAirPodsを掴まされた被害者が激怒し、販売者を呼び出して殺害してしまった事件まで起きています。
すでにiOSシェアが50%近くある日本では、偽物のiPhoneやAirPodsを手にする機会はまずないでしょうが(iOS16以降であれば、偽AirPodsをiPhoneとペアリングしようとすると警告が表示されます)、怪しげなWebサイトやフリマなど、販売者の身元がはっきりとしていない場所での購入には気を付けるに越したことはないでしょう。
Source:BBC
- Original:https://iphone-mania.jp/news-578225/
- Source:iPhone Mania
- Author:kihachi
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