[Windows]キー使ってないの? Windows 11で覚えたいショートカット操作10選

きっと+でコピー、+でペーストというショートカットキー操作は、多くの方がすでに活用されていることでしょう。

一方で、キーを使ったショートカットキーはどのくらいご存知でしょうか。実は、同キーを駆使することで、クリップボード履歴を活用したり、素早いアプリウィンドウの配置ができます。PC作業を効率化するためにはぜひ覚えておきたいテクニックのひとつです。

そこで本稿では、PC作業を効率化するためにまず覚えたいキーを使った10個のショートカットを紹介します。なお、Windows 11で使える「Copilot」機能に関連した操作などもあります。すでに定番操作に習熟しているという方も、ぜひ知らない操作があるかどうかチェックしてみてください。

 

1)Win + C :Copilot起動

Windows 11では、生成AIを活用したアシスタント機能のCopilotをデスクトップなどで使えるCopilot in Windowsを利用できます。このCopilot in Windowsの画面を表示するには、通常はポインタ操作でタスクバーに配置したアプリアイコンをダブルクリックする必要があります。

一方、+を同時押下するキー操作によって、より素早くCopilotの画面にアクセスすることが可能です。この操作でCopilotの画面を即座に開閉できます。

Windows 11の画面イメージ ▲Copilot in Windowsの画面を開くには…

キーボードの画像 ▲+ 

 

2)Win + V:クリップボード履歴

コピー操作をしたデータは、「クリップボード」という領域に一時的に保存されます。+のショートカットキーを使うと、このクリップボードに保存したデータの履歴が表示されます。

コピーしたテキストはもちろん、コピー操作を行った画像なども履歴一覧に表示されるため、データ整理や文書作成など、複数のコンテンツのコピー&ペースト操作を繰り返すような作業で、作業能率の大幅アップを期待できるでしょう。

Windows 11の画面イメージ ▲クリップボード履歴を開くには…

キーボードの画像 ▲+ 

3)Win + D:デスクトップの表示(全ウィンドウの最小化)

特定の作業を続けていると、デスクトップ画面には複数アプリウィンドウが散らかって、整理するのが大変な状況になりがち。カーソル操作で、ひとつひとつウィンドウを最小化していくと、意外と手間がかかるものです。

そこで使いたいのが+。この操作で全てのウィンドウが即座に最小化されます。また、再度+を押下することで、最小化したウィンドウを再表示することもできます。

Windows 11の画面イメージ ▲アプリウィンドウを全て最小化するには

キーボードの画像 ▲+ 

4)Win + ↑or↓:選択したウィンドウのサイズ変更

個別のアプリウィンドウを最小化あるいは最大化したい場合には、キーを押した状態で、またはを押す操作が効果的です。

この操作では、選択してアクティブになった状態のアプリウィンドウに対して、最大化、最小化のような状態に段階的に切り替えることが可能。例えば、アプリウィンドウを選択して+キーを押すと、そのウィンドウが画面全体表示になり、そこから+キーを押すと元のサイズに戻ります。さらに+を押すとウィンドウが最小化されるといった具合です。

Windows 11の画面イメージ ▲アプリウィンドウを最大化したり、最小化したりするには

キーボードの画像 ▲+または 

5)Win + ← or →:選択したウィンドウの配置調整

アプリウィンドウのサイズや配置を、カーソル操作で調整するには、ウィンドウの角をドラッグして広げて配置して…という細かい作業が必要になります。一方で、「スナップレイアウト」機能を使えばより素早い配置が可能に。さらに、スナップレイアウト機能のショートカットキー操作を活用することで、さらにスピード感のある作業が実現します。

具体的には+またはを押すだけ。この操作によってアクティブなアプリウィンドウが、画面の左側または右側に対応して配置されます。

Windows 11の画面イメージ ▲アプリウィンドウを左右端に素早く配置するには…

キーボードの画像 ▲+または 

6)Win + tab:アプリウィンドウの選択

複数起動しているアプリウィンドウから、使うものを素早く選ぶ場合にも、ショートカット操作が便利です。具体的には、+を同時押下。開いている全てのアプリウィンドウと、仮想デスクトップが、タイルビューとして表示されます。

この画面からアプリウィンドウを選択したり、異なるデスクトップ間でアプリウィンドウを移動させたりすることが可能です。

Windows 11の画面イメージ ▲タイルビューを表示するには…

キーボードの画像 ▲+ 

7)Win + 数字:タスクバーのアプリを起動

一方で、まだ起動していないアプリを選択するショートカットもあります。この場合には、事前準備として使いたいアプリアイコンをタスクバーにピン留めしておくことが重要です。

そして、+キーを押しましょう。タスクバーの左からその数の分だけ数えたところに配置してあるアプリが起動します。

Windows 11の画面イメージ ▲タスクバーの左から4番目に配置されたアプリを起動するには…

キーボードの画像 ▲+ 

8)Win + H:音声入力

キーボードでテキストを入力するのが面倒な場面では、音声入力機能を活用しましょう。+キーを押すことで、音声入力のUIが起動します。また、音声入力を終了する際も、+キーを押せばOKです。

Windows 11の画面イメージ ▲音声入力を使うには…

キーボードの画像 ▲+ 

9)Win + E:エクスプローラーの起動

特定のアプリを起動するショートカットキー操作もあります。例えば、+を押すことで、エクスプローラーを起動できます。これまでファイルやフォルダを扱う際に、エクスプローラーをクリックして開いていた方は、ぜひショートカットキー操作でトライしてみてください。ただし、何度も押すと画面がエクスプローラーだらけになるので気をつけましょう。

Windows 11の画面イメージ ▲エクスプローラーを起動するには…

キーボードの画像 ▲+ 

10)Win + I:設定の起動

同様に、設定画面を起動するには、+を押しましょう。これにより設定メニューが即座に開きます。なお、そのまま上下キー操作で、設定項目の選択も行えます。

Windows 11の画面イメージ ▲設定を起動するには…

キーボードの画像 ▲+

*  *  *

Windowsには膨大なショートカット操作が存在しますが、Windowsキーに関連する操作としては、まず本稿で紹介した10個の組み合わせを試しつつ、気に入ったものを取り入れてみてはいかがでしょうか。

また、本稿では割愛しましたが、その他にもWindowsキーを活用したショートカットキー操作には以下のようなものがあります。こちらも気になる操作があったらぜひお手元のWindows PCで試してみてください。

・Win+N:通知画面の表示
・Win+U:アクセシビリティ画面の表示
・Win+A:クイック設定画面の表示
・Win+G:ゲームバーの起動
・Win+R:ファイル名を指定して実行
・Win+W:ウィジェットの表示
・Win+L:画面ロック

<文/井上 晃

井上 晃|スマートフォンやタブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスについて取材。Webメディアや雑誌に、速報、レビュー、コラムなどを寄稿する。X

 

 

 

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