<不自由を自由にする野営スタイル>
こんにちは、「不自由は自由だ!」をモットーに、不便がいっぱいな自然の中でいかに快適に過ごせるかを考え、キャンプをしているRYUです。
皆さんは、キャンプでノコギリを使いますか?
普通のキャンプだとあまり使わないかも知れませんが、野営においてはノコギリワークはかなり重要になってきます。薪を作る時、クラフトをする時、枝をポール代わりにしてテントやタープをたてる時など、さまざまなシーンで使います。ただし、ノコギリ作業って、地味で疲れるんで、あまり好きではありません。
ただし、今回紹介する簡単な3つの使い方をマスターすれば切りやすく、そしてより便利に使いこなすことができます。野営に興味ある方や、キャンプ場でもブッシュクラフト的なことをやってみたいという方はぜひ試してみてください。
■1…枝を足で挟んで固定して切る
通常ノコギリを使う時はトップ写真のように、台の上にカットする枝を置いて使うと思いますが、野営の場合、台にするようなちょうどいい木が周りにないことがあります。そんな時に便利なのがこの方法です。
▲ハムストリングと、ふくらはぎで枝を鋏み、さらに左手と地面で固定
上の写真のように3点で薪を固定することによって、しっかりと固定され、とても簡単にカットすることができます。
この方法だと、屈んで腰が痛くなることもないのでおすすめです。薪が短くなった場合は、左足の太もも部分と左手で薪を固定するのも良い方法です。
■2…二股の枝を台として使う
次におすすめなのが、二股になっている枝を使うことです。
▲枝の二股部分にカットしたい枝を置く
このように二股の枝を台にして切ると、腰を痛めることなく、カットしていくことができます。丁度良い枝がある場合は、足で挟むより楽です。
私は足で挟むか、二股の枝を使って薪や枝木を切ることがほとんどです。
■3…枝に平らな部分を作る
最後に紹介するのはノコギリを使って枝木に平らな部分を作る方法です。
これは太い枝木であればテーブルにしたり、細い枝木であれば櫓(やぐら)を組む時に薪同士をきれいに固定する時などに重宝します。
▲薪に切れ目をいくつか入れる
作り方はまず、平らにしたい分の長さに合わせて縦に切れ目を入れます。切れ目を入れる深さは枝木の直径の半分くらいで良いと思います。
このように切れ目を入れた部分をノコギリを倒して割るようなイメージで中の部分の木を取り除くと下の写真のように平らな部分を作り出すことが可能です。
▲平らな部分を作ることができる
切り込みを入れる深さが均等ではなかったので、今回は少し段差ができています。何に使うかにもよりますが、枝と枝とを固定するような場合は問題ありません。
▲平らにした枝を組み合わせるとこによって、しっかりと固定することが可能になる
上の写真のように枝を組み合わせて、櫓を作ったり、二股ポールを作ったりするときに便利です。
この状態で簡単にロープで固定すればしっかりとした櫓(やぐら)が完成します。また、もっと太い枝を使うことによって、ちょっとしたテーブルを作ることも可能です。
■今回使用したノコギリ
▲神沢精工 サムライ 一撃
今回使用したノコギリは神沢精工のサムライノコギリの一撃というモデルです。湾曲刃で本当に力いらずで良く切れます!!私は折りたたみ式の騎士というモデルも持っていますが、両方とも本当に素晴らしい切れ味です。
* * *
いかがでしたでしょうか? ノコギリワークが楽に、そして便利になる3つの方法、ぜひお試ししてください!
>> 連載
(文・写真/RYU)
RYU/「不自由は自由だ!」をモットーに、年間数十泊の野営を行っている。 経験、スタイルを問わず、少しでも参考になる情報を発信して行きたいと思います。Instsgramアカウント:@ryu chikazawa、YouTubeアカウント:Ryu outdoor ch #不自由は自由だ #アウトドアをこじ開けよう「初代 @sotoshiru アンバサダー」「@tobuy_official インフルエンサー」
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