Apple Watchの心房細動履歴が米国の「医療機器開発ツール」承認!何が変わる?

Apple Watchの心房細動履歴が、米食品医薬品局(FDA:Food and Drug Administration)において「医療機器開発ツール(MDDT:Medical Device Development Tools)」の承認を取得しました。

Apple Watchの心房細動検出データへの信頼性高まる

これまでに認可されていたApple Watchの心房細動履歴は、同じ仕組みの光学式センサーを用いたパルスオキシメーターにおいて同機能が有用であることが確認されていたことによる「同等品」としてのもので、認可取得のハードルは低いものでした。

今回、Apple Watchの心房細動履歴が新たにMDTTとしての承認をFDAから取得したことで、例えば医療機関での臨床評価(各種スタディ)にApple Watchの心房細動履歴を用いた場合の信頼性にFDAがお墨付きを与えたことになります。

FDAは、Apple WatchがMDDTの承認を取得した始めてのスマートウォッチであると発表しています。

Apple-Afib-History-feature-as-MDDT

厚生労働省に対する同種の申請は!?注目されるAppleの動向

今後、Apple Watchの心房細動履歴のデータが診断と治療方針の決定に活用されると考えられます。

日本においても、AppleがFDAにおける承認取得のための申請データや承認実績を用いて厚生労働省に対して同種の申請を行うのか、Appleの動向が注目されます。

Set-up-AFIB-history-for-Apple-Watch-in-iPhone-Health-app

日本でも大学病院などでApple Watchを用いたスタディを実施済み

Appleは既に、日本国内において大学病院などと共同でApple Watchを用いたスタディを実施していました。

Source:FDA via MyHealthyApple

Photo:RendersByShailesh(@Shaileshhari03)/X


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