Microsoft、ハードウェアからAI中心のPCシリーズ「Copilot+」を発表

Microsoftは、人工知能(AI)を中心に据えた新たなPCシリーズ「Copilot+」を発表しました。AI処理に特化したプロセッサを搭載しており、様々なAIタスクをこなすことが可能であるとのことです。

最も大きなWindowsプラットフォームの変化

Microsoftは現地時間20日に催したイベントで、AIに焦点を当てたPCシリーズ「Copilot+」を発表しました。ハードウェア面からAI中心となっており、従来のCPUとGPUに加えて、ニューラル・プロセッシング・ユニット(NPU)を搭載しており、高速なAI処理が可能となっています。

Microsoftはプレスリリースの中で、「シリコンからオペレーティング・システム、アプリケーション・レイヤーからクラウドに至るまで、PCの全体をAIを中心に完全に再構築し、この数十年でWindowプラットフォームに最も大きな変化をもたらしました」とコメントしています。

どんなAI機能が使用できる?

Recall

Recall(リコール)で、Copilot+PCは、PCで行うあらゆることに時系列でアクセス可能となります。閲覧したWebサイト、使用したアプリ、編集したドキュメントなど、タイムラインで遡ってコンテンツを見つけ出すことができます。

Cocreator

Cocreator(コクリエーター)で、ドローイングとテキストプロントを組み合わせた新たなリアルタイム画像生成が可能となります。反復により、アイデアを洗練、編集、進化させることができ、AIといっしょに制作を行っているような感覚が得られるとのことです。

Live Captions

Live Captions(ライブキャプション)で、あらゆるアプリのオーディオを英語のキャプションに変換することができます。音声認識は40カ国語に対応しているとのことです。

15インチMacBook Airよりも高速?

Microsoftによれば、 Copilot+PCモデルである新型Surface Proは、M3チップ搭載15インチMacBook Airよりもマルチスレッドの持続性能で最大58%上回りバッテリー駆動時間も最大20%長いそうです。

新型Surface Proは新型iPad Proのような有機ELディスプレイを搭載しており、重量は2ポンド(907グラム)以下で、Wi-Fi 7をサポートしています。

Source: MacRumors (1), (2)

Photo: Microsoft


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