Haitong Internationalのアナリストであるジェフ・プー氏が、折りたたみiPhoneのデザインは代表的な横展開折りたたみスマートフォンであるGalaxy Z Foldシリーズとは異なるとの予想を伝えました。
折りたたみiPhoneはHuawei Mate Xs 2のようなデザインを採用
プー氏によれば、Appleが開発中の折りたたみiPhoneのディスプレイサイズは7.9インチで、Huawei Mate Xs 2に似ているとのことです。
Galaxy Z Foldシリーズのメインディスプレイは内側に折りたたまれ、折りたたんだ後はカバーディスプレイにコンテンツが表示されるのに対し、Huawei Mate Xs 2ではメインディスプレイ自体が背面側に折りたたまれます。
巻き取り機構を組み合わせて折り目解消するのでは?
プー氏の予想通り、折りたたみiPhoneはメインディスプレイを背面側に折りたたむ構造を採用するのであれば、Galaxy Z Foldシリーズよりも折り目の解消は容易かもしれません。
内側に折りたたまれる構造では、水滴型ヒンジを採用して目立ちにくくなったとは言え、折り目の解消は困難です。
対して、Huawei Mate Xs 2のようなメインディスプレイ自体が背面側に折りたたまれる構造であれば、ディスプレイの片側に巻き取り機構を内蔵することでディスプレイの伸長に対応できそうです。
ディスプレイ展開時は折りたたみ時と比べて短くなる分のディスプレイを巻き取れば、折り目を解消できるかもしれません。
Appleは2021年に、巻き取りディスプレイ搭載デバイスの特許を取得済みです。
また、2022年にはヒンジが2つある3つ折りデバイスの特許も出願しており、これもHuawei Mate Xs 2のデザインに通じる部分があります。
折りたたみディスプレイ搭載MacBookの構造は一般的
プー氏は、折りたたみディスプレイ搭載MacBookの基本デザインは、ThinkPad X1 Foldに似ている可能性が高いと述べています。
その場合、折りたたみディスプレイ搭載MacBookのディスプレイの構造は、折りたたみiPhoneよりも単純なものになりそうです。
折りたたみディスプレイ搭載MacBookの量産開始予想時期が2025年末〜2026年初頭なのに対し、折りたたみiPhoneのそれは2026年後半と遅いのは、機構が複雑なのと、想定される出荷台数が多いことに対応できる製造ラインの整備が必要になるからと推察されます。
Source:9to5Mac
Photo:AppleZein.net
- Original:https://iphone-mania.jp/news-581669/
- Source:iPhone Mania
- Author:FT729
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