iOS18やmacOS Sequoiaの人工知能(AI)を活用した新機能Apple Intelligenceでは、既存の絵文字をアレンジしたオリジナルの絵文字を作成できるGenmojiが利用可能となります。Genmojiの利用できる環境について、Appleが詳しく解説しています。
Apple Intelligenceの目玉機能、Genmoji
Genmojiは、「サーフボードに乗った恐竜」「目にキュウリを乗せた顔」のようなユーザーの指示に応じて、デバイス上でオリジナルの絵文字を生成できるApple Intelligenceの目玉機能のひとつです。
一般的な絵文字は、Unicodeで定義され対応した環境で表示できますが、独自に生成されるGenmojiを他のOSを利用する相手に送信した場合にどう表示されるのか、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
Appleは、世界開発者会議(WWDC24)のセッションで、Genmojiが動作する環境について詳しく解説しました。
APIを提供、リッチテキスト環境であれば対応可能に
Appleは、Genojiを標準の絵文字と同様に扱うためのAPI「NSAdaptiveImageGlyph」を提供しています。
Genmojiは、一意の識別子などのメタデータを含む正方形の標準画像フォーマットとして扱われ、リッチテキストに対応するすべての環境で表示でき可能で、コピー&ペーストにも対応します。
リッチテキストに対応したアプリであれば、簡単にGenmojiに対応できます。
非対応環境では自動でテキストに変換
GenmojiはUnicodeで定義されていないため、メタデータを扱えないテキストのみの環境では取り扱うことができません。
リッチテキストに非対応の環境では、Genmojiの内容が自動的にテキストに変換されて表示されます。
日本語で利用可能になるのは2025年以降
Genmojiを含むApple Intelligenceの機能は、iOS18、iPadOS18、macOS Sequoiaでベータとして提供されます。
ただし、利用できるのは、iPhone15 Pro以降のiPhone、M1以降を搭載したiPadとMacで、言語をアメリカ英語に設定している場合に限られます。
アメリカ英語以外の言語には、2025年に対応予定と発表されているため、日本語で利用できるようになるのは、早くても来年となります。
Appleが公開したGenmojiのセッション動画は、こちらで視聴できます。
- Original:https://iphone-mania.jp/news-581936/
- Source:iPhone Mania
- Author:hato
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