Apple Intelligence、Vision Pro対応準備中!来年対応か?

日本でも販売が開始されたApple Vision ProについてAppleは、独自の人工知能(AI)機能Apple Intelligenceの動作環境として発表していません。しかし、AppleがVision ProでもApple Intelligenceを使えるよう、開発を進めているとBloombergのマーク・ガーマン記者が伝えています。

AppleはVision ProでのApple Intelligence動作を準備中

Appleの空間コンピュータ、Apple Vision Proは、2月にアメリカで発売され、6月28日からは日本でも販売が開始されました。

しかし、先日の世界開発者会議(WWDC24)基調講演の目玉となり、Appleの株価を押し上げる効果のあったApple独自の人工知能(AI)新機能Apple Intelligenceは、iPhone、Mac、iPadへの対応が発表されたものの、Vision Proへの対応が発表されることはありませんでした。

しかし、AppleはApple IntelligenceをVision Proで使えるよう開発を進めているとの情報を得ている、とBloombergのマーク・ガーマン記者はニュースレターPower Onで伝えています。

ただし、実現するのは2024年内ではなく、2025年以降となるようです。

技術的障壁はハードやOSよりもUIか

Vision Proには16GBと、Apple Intelligenceを動作させるのに十分なメモリが搭載されており、visionOSがiPadOSの派生OSであることからも、技術的な困難は少ないとみられます。

むしろ、困難なのは複合現実(空間)にユーザーインターフェース(UI)を正しく表示することだろう、とガーマン氏は指摘しています。

クラウドへの負荷増大の懸念も

また、Vision ProがApple Intelligenceに対応すれば、Appleが整備を進めているクラウドインフラの負荷が増す可能性もあります。

AppleがApple Intelligenceの動作するデバイスを、最近の製品(A17 Pro搭載のiPhone15 Pro/15 Pro Max、M1以降のMacとiPad)に限定している理由は、クラウドサーバーに過剰な負担がかかるのを避けるためだ、とガーマン氏は指摘しています。

ただし、Vision Proがあまり売れていないことを考えると、クラウドサーバーへの負荷増大はあまり心配しなくて良いのかもしれません。

Vision ProでAI機能フル活用!は実現するか?

Vision Proこそ、複数のタスクを同時進行で処理するような場面で、前後のコンテクストを認識して適切な処理が可能となる新しいSiriなどApple Intelligenceの主要が活躍できるように思えます。

ただし、Vision Proがバッテリー駆動であることから、高負荷の処理によってバッテリー消費が増えるのではないかという心配もあります。

Appleが2025年末までの販売を目指して開発を進めている廉価版モデルでも、Apple Intelligenceが利用可能になれば、製品の魅力が高まりそうです。

Source: Power On/Bloomberg


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