Apple Watch Series 10はディスプレイサイズをApple Watch Ultraと同程度に拡大、Apple Watch Ultra 3とともに最新チップを搭載するとの予想を、Bloombergのマーク・ガーマン記者がニュースレター「Power On」で伝えています。
ガーマン記者は、Apple Watch Ultra 3とApple Watch SE(第3世代)に関する予想も伝えています。
コードネームは、「N217」と「N218」
ガーマン記者によれば、開発中のApple Watch Series 10のコードネームは「N217」と「N218」で、ケース径が大きいモデルのディスプレイサイズはApple Watch Ultra 2と同程度になるとのことです。
また、基本的なデザインはApple Watch Series 9を踏襲するもより薄くなるとのことですので、この予想が正しければ91mobilesが掲載したCADデータとそこから得られた外寸は間違っていることになります。
91mobilesが報告したApple Watch Series 10の外寸は、Apple Watch Series 9よりも厚くなるというものでした。
ただし、縦幅および横幅の拡大に対して厚みの増加は抑えられ、相対的に薄くなるという意味とも考えられます。
Apple Watch Series 10/Ultra 3がS10 SiP搭載か
Apple Watch Series 10とApple Watch Ultra 3には最新チップ(SiP:システム・イン・パッケージ)が搭載されるとのことですので、順当に考えればS10 SiPになるでしょう。
ただし、予想通りApple Intelligenceに対応することも今後対応させる計画もないとのことですので、Apple WatchのサイズでA17 Pro相当のSiPを搭載することは無理なようです。
Apple Watch Xと位置づけられるかは微妙
Apple Watch Series 10はiPhone Xのように、10周年を記念してモデル名がApple Watch Xになるのではと予想する声があります。
この点についてガーマン記者は、「初代Apple Watchが発表されたのは2014年、発売は2015年だったことから記念碑的モデルは2025年になるかもしれない」と伝えています。
血圧測定機構および睡眠時無呼吸症候群検出機能も搭載されない?
Apple Watch Series 10に搭載されると期待されている「血圧測定機構」と「睡眠時無呼吸症候群検知機能」ですが、いずれも困難な課題に直面しているとガーマン記者は述べています。
血圧測定機構は精度が期待されたものより低く、搭載を断念する可能性があるとのことです。
実現したとしても血中酸素ウェルネスのように”参考値としての”数値すら表示されないとのことですので、自身の健康状態の把握のためにはあまり役に立ちそうにありません。
また、睡眠時無呼吸症候群検知機能は、そのために必要な血中酸素濃度測定機構がMasimoの特許を侵害しているとして紛争中ですので、これも搭載されない、もしくは搭載されても特許紛争が解決するまで無効化される可能性があるようです。
Apple Watch SE(第3世代)のケースは硬質プラスチック製?
Appleは、Galaxy Watch FEに対抗可能な価格帯のモデルとしてApple Watch SE(第3世代)の開発に取り組んでいる模様です。
Appleは製造コスト削減のためにApple Watch SE(第3世代)のケース素材として硬質プラスチックの採用も検討しているとのことですので、実現したらiPhone5cのような質感のモデルになるかもしれません。
Source:Power On
Photo:Apple(画像内テキスト:iPhone Mania)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-582930/
- Source:iPhone Mania
- Author:FT729
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