デルタ航空CEOが語る!Microsoftの脆弱性とAppleの強さ

先日のWindowsの障害で大きな影響を受けたデルタ航空の最高経営責任者(CEO)であるエド・バスティアン氏が、米ニュース専門放送局CNBCのインタビューに答え、「MicrosoftのITインフラは最も脆弱だ」と批判しました。

Appleを引き合いに出して比較

Windowsの大規模障害は、セキュリティソフトCrowdStrikeのアップデート時のミスによって生じたとされていますが、大きな被害を受けたデルタ航空のバスティアンCEOはかなりご立腹の様子で、現在夏季オリンピックが催されているパリからの中継で、Microsoftを正面から非難しています。

バスティアン氏は、「このような大きな障害がAppleで起こったのはいつの話だ?」とAppleと比較し、Microsoftインフラの脆弱性を強調しましたが、受け答えしていた男性キャスターは、「(Appleは)ビジネスに使用されるケースが少ないからではないのですか?」と切り込んでいます。

Appleが影響を受けなかったのはなぜ?

CrowdStrikeは、Windows、Mac、Linuxで提供されていますが、Macのみが一切影響を受けなかったのはどうしてなのでしょうか?

それはAppleが厳しくアップデート内容の確認を行っており、カーネルへのアクセスをサードパーティーソフトウェアに対して許可していないためだと言われています。

Windowsは欧州委員会の圧力によりサードパーティーソフトにもカーネルアクセスを許してしまっていたため、今回のような不具合が生じたとされています。

macOSがWindowsのように使用されることはないかも

今回の件でAppleの評価が高まったとはいえ、それでもmacOSがWindowsのようにビジネスによってインフラレベルで使用されることはないのではないかと予想されます。

とはいえ、従業員向けデバイスとしてMacが使用されるケースは格段に増えてきており、この度のニュースがその傾向をさらに後押しするのは間違いないと言えそうです。

Source: 9to5Mac

Photo: MitrandirLK/Wikimedia Commons


Amazonベストセラー

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA