スターバックス コーヒー ジャパンは、2016年から「JIMOTO Made」という商品シリーズを展開しています。これは、日本各地の地元の産業や素材を取り入れて商品開発を行うというシリーズで、その対象となった地元の店舗でしか販売されないという、レアなアイテムです。
そのシリーズ新製品として備前焼のマグカップ「JIMOTO Madeマグ備前焼SANGIRI355ml」(7200円)を発売。岡山県備前地区のスターバックスにて販売中です。
日本遺産に認定されている「日本六古窯」のひとつである備前焼は、約1000年以上の長い歴史があり、そのルーツは古墳時代の須恵器の製法にあるといわれています。釉薬を使わず、また絵付けも行わないため、土の質感や風合いをそのまま楽しめる素朴さと、ひとつとして同じ色や模様にならない変化に富んだ味わい深さを両立しているところが大きな魅力。
今回の「JIMOTO Madeマグ備前焼SANGIRI355ml」は、備前焼の焼き色の一つである「桟切(さんぎり)」の技法が用いられています。これは、窯焚きの仕上げの際に大量の木炭をかぶせることで、燃焼の際に起こる化学反応により、多彩かつ独特な模様を生みだす技法です。
ボディの形状は、コーヒー豆をイメージして、コロンとした丸みをおびたシルエットがかわいらしい。また、マグの表面には岡山を流れる川の水面をイメージした櫛目を100年以上続く窯元の職人がひとつひとつ丁寧にデザイン。
重厚感を感じるルックスにも関わらず、軽量な仕上がりも気になるポイント。従来の技法では厚みが出るところを、試行錯誤の末、薄い成型を実現。スクエア状のハンドルと相まって、陶器だけど持ちやすく飲みやすいマグカップです。底面にはスターバックスのロゴと、窯元・柴岡陶泉堂、備前の名称が入っています。
たまにはタンブラーではなく、古来から続く製法の備前焼マグカップでコーヒーを楽しんでみるのも乙なものです。
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/627729/
- Source:&GP
- Author:&GP
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