【最新ヒット良品と秘密基地づくり】
アウトドアでアクティブに楽しみたい秋の行楽シーズン。その相棒としてクルマを選ぶなら、いま断然おもしろいのが軽自動車。SUVにEV、趣味に振り切ったカスタムカーなど、大人の遊びグルマにピッタリなモデルが盛りだくさんだ。
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いまや日本でもっとも売れているクルマとしてお馴染みの軽自動車。乗用車も顔負けの広い室内空間を誇るスーパーハイトワゴンが売れ筋だが、ここ数年はSUV人気を受けてクロスオーバー仕様のモデルが各社から続々とラインナップされている。
「2018年にジムニーがモデルチェンジして話題になりました。そこにキャンプブームが後押しとなって、小さくてもアウトドアでタフに遊べる相棒として軽SUVの人気は年々高まってきています」
こう語るのは、軽自動車専門誌「K–MAGAZINE」編集アドバイザーの窪田明男さん。また軽自動車界の新ジャンルとして、今後は軽EVの台頭にも大きな期待を寄せている。
「日産・サクラの後に続く軽EVがなかなか出てこなかったのですが、ついにホンダからN–VAN e:が発売されます。低床で広い荷室スペースと給電機能も備えているので、いろんなシーンで活用できそうですね。大人の遊びグルマとしても高いポテンシャルを秘めていると思いますよ」
そして“吊るし”の新車じゃもの足りないという人には、ショップのコンプリートカーという選択肢もアリ。趣味と遊びに全振りした、自分だけの1台を見つけられるかも!?
「K-MAGAZIN」編集アドバイザー 窪田明男さん
思わずマネしてみたくなる遊び方やカスタムなど、幅広い軽自動車ライフを提案する専門誌「K-MAGAZINE」(芸文社)を創刊。最新号やバックナンバーはコチラでチェック。https://geibunsha.co.jp/car/k-mag/24345.html
■車中泊からトランポまで使い方無限大の秘密基地
HONDA
「N-VAN e:」(269万9400円〜)
補助金を使えば意外とEVはリーズナブル。そもそもN-VANは社外品ベッドキットが大充実。「N-VAN e:」にも便利アイテムが続々出るはずなので車中泊派にもおすすめ(窪田さん)
低床かつ高天井の広い荷室空間と、助手席側がピラーレスの大開口部を備えたN-VANが待望のEV化。一充電走行距離は軽EVトップクラスの245km、普通充電で約4.5時間での満充電を実現した。用途に応じて4つのグレードが設定される。
▲充電中も荷物の積み降ろしをスムーズに行えるよう充電口をフロントグリルに設置。オプションの「パワーサプライコネクター」(写真上)を普通充電口に設置すれば出力1500wまで外部給電が利用できる
▲助手席とリアシートを倒せば最大スペース長は2645mmに。最大積載量300kgで自転車やミニバイクも十分積載可能だ
▲出発前にリモートで空調を設定したり、バッテリーの残量確認もスマホで操作可能。充電忘れを防ぎ、安心して遠出ができる
■“本物感”で男前度アップ! ゆったりキャビンで街乗りも◎
SUZUKI
「スーパーキャリイ Xリミテッド」(151万4700円〜)
都会にも似合いそうなデザインですね。リクライニングのお陰で長距離も意外と楽に走れたので、オールテレーンタイヤを履いたらさらに快適になりますよ(窪田さん)
汚れた荷物や自転車も躊躇なく積載できる軽トラが、外装に黒を効かせた精悍なルックスの特別仕様車に。シート後方にスペースがあるので、リクライニングしたり荷物を載せたりとシティユースでも活躍してくれそうだ。
▲キャビンにゆとりを持たせている分、荷台長は1480mmに短縮されているものの、ホビーユースには十分なスペースを確保
▲助手席背面はテーブルに早変わり。運転席は最大40度のリクライニングと180mmのスライドが可能で、車内での休憩も快適に
■タフ&カワイイを両立する正統派の軽SUV
ハスラー
「タフワイルド」(176万円〜)
高い走破性と細かい収納が豊富な室内、よく作り込まれているのにリーズナブルなSUVです。アウトドア好きなら4WDの一択!(窪田さん)
発売10周年を迎えたハスラーに追加された新仕様・タフワイルド。大型化したフロントグリルとホイールで黒を強調し、無骨でタフなスタイリングに。ルーフレールが標準装備されるなど、アウトドアでの実用性もアップしている
▲最低地上高は180mmを確保し、高い走破性を実現。4WDではスノーモードやグリップコントロールモードも搭載する
▲シートファブリックとドアトリムは撥水加工が施される。前後席を倒すと2m超えのフラットスペースが生まれるので車中泊も快適だ
■キャンプで注目度No.1! 旅するサウナカー
BUG TRUCK
「サウナ 無番地」(475万円〜)
遊びゴコロ全開のカスタムなのに驚くほど完成度の高い本格派サウナ。ストーブは取り外して普通の車中泊カーとしても使えます(窪田さん)
カーファクトリーターボーが手掛けた、軽トラの荷台にサウナを設置したコンプリートカー。断熱処理を施したパネルは遮熱性が高く、100度前後の快適な発汗温度を実現。春〜秋は川や湖、冬は外気や雪で整い放題だ。
▲荷室内の天井や壁面はショップの地元・青森県産のヒバ材を使用。長椅子をすのこベッドにしてキャンピングカーとしても活用できる
▲熱源は地元のメーカーに別注した薪ストーブ。上部で暖まったサウナストーンを使ってロウリュウも楽しめる
<番外編>
■カワイイ&新しいおひとり様用EV
KG モーターズ
「mibot」(100万円)
おひとり様EVというと高齢者向けのイメージだけど、mibotは圧倒的にかわいいデザインで購買欲がそそられます。若者にも浸透しそう(窪田さん)
2025年から生産される第一種原付ミニカー規格のEV。最高速度で60km/hで高速道路や自動車専用道は走れないものの、車検や車庫証明が不要という原付ならではのメリットが魅力的。今夏より予約受付中。
▲原付ミニカーながらエアコン完備で運転も快適に。車両通信機能を搭載予定で、スマホアプリによる操作も可能となっている
▲後方にはお一人様に十分な広さの荷室スペースが。最大航続距離100kmの範囲内で移動を計画するのも楽しい冒険になりそうだ
※2024年9月6日発売「GoodsPress」10月号26-27ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/中田美幸>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/626946/
- Source:&GP
- Author:&GP
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