Appleが撤退！OpenAI資金調達ラウンドの裏側

AppleがOpenAIに投資を行う可能性が以前報じられていましたが、来週終了予定の65億ドル（約9,240億円）のOpenAI資金調達ラウンドへの参加交渉からは外れた、とThe Wall Street Journalが伝えています。

Microsoftはさらに出資額を拡大へ

AppleはOpenAIへの投資を見送る見通しですが、もしこれが実現していた場合、Appleがシリコンバレーの他の大手企業に出資するという、稀有な機会となっていたでしょう。

OpenAIの主要出資者はMicrosoftであり、利益の49%を所有しています。同社は今回の最新ラウンドで、OpenAIへの投資額をさらに10億ドル（約1,421億円）拡大すると言われています。

しかしながら、両社の間に金銭のやり取りは一切ないと報じられています。これは、OpenAIにとってAppleの巨大なiPhoneユーザーベースにアクセスできる、またとない機会となっているため、ウィンウィンの関係が成立しているからだと考えられています。

Appleで長年最高デザイン責任者を務めたジョナサン・アイブ氏が、OpenAIのハードウェア事業に携わっていることが明らかになっています。

また、アイブ氏は自身が創業したデザイン会社LoveFromのロゴも一新しており、これまでのミニマリスト路線からの脱却が噂されています。どのようなAIデバイスが登場するのか、非常に楽しみです。

Source: 9to5Mac

Photo: Apple

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