Apple Watch Series 10のジェットブラックに、Simplism(シンプリズム)から発売された「ガラス一体型PCケース」を装着してレビューします。強化ガラスとポリカーボネート素材を組み合わせた保護ケースです。装着のしやすさ、画面の見やすさ、操作しやすさへの影響、水に濡れた場合の対処法などについて、チェックしてみました。
Apple Watch用の保護ケースを初体験
Apple Watch用ケースを利用したことのない筆者が、Apple Watch Series 10(46mm)のジェットブラックに、トリニティのモバイルアクセサリーブランド、Simplism(シンプリズム)から10月28日に発売された、「ガラス一体型PCケース」を実際に使ってみた印象をレビューします。
記事では、レビュー用のサンプル品としてトリニティから提供いただいた「ガラス一体型PCケース」のゴリラガラスモデル(色はクリアカラー)を使用しています。
Simplismの「ガラス一体型PCケース」は、硬度10Hの強化ガラスと、高い衝撃吸収性能を持つポリカーボネート素材のバンパーを組み合わせたApple Watch Series 10用の保護ケースです。製品重量は約3.2グラムです。
強化ガラスは、しなやかで割れにくいゴリラガラスと、日本メーカーAGC製の強化ガラスの2種類から選べます。
製品の角が欠けた、ヒビが入った、割れたという場合、購入から1年以内に申請すれば製品交換を1回受けられるサービスが提供されます。
側面のバンパー部分の色は、クリアとブラックが選択可能です。
直販サイトトリニティオンラインストアでの販売価格(税込)は、ゴリラガラスモデルが2,180円、AGC製ガラスモデルが1,780円です。
「ガラス一体型PCケース」は、トリニティオンラインストアのほか、全国の家電量販店、公式ストア「Trinity Premium Store」のAmazon、楽天市場店、Yahoo!ショッピング店、au PAY マーケット店でも購入可能です。
取り付け、取り外しともに簡単
「ガラス一体型PCケース」のパッケージ背面には、製品特徴の説明に加えて、以下の注意書きがあります。
- ガラス面にディスプレイとの干渉痕(にじみのような現象)が発生する場合があるため、ドット模様を入れて干渉痕を抑えている
- 保護ガラスが画面を覆う構造のため、タッチ感度が落ちることがある
- 表示領域が一部隠れる
パッケージには、拭き取り用のマイクロファイバークリーニングクロスと、取り付け方法の説明、365日間保証の説明などが同梱されています。
装着前に、付属のマイクロファイバークリーニングクロスを使って、Apple Watchの汚れやホコリを拭き取ります。
ケースの内側(Apple Watchの画面に接する部分)には保護シートが貼られているので、剥がして装着します。
ケースの穴に、Digital Crownをはめ込むようにして軽く押し込むと、カパッ!と簡単に装着できます。バンドを付けたままでも装着できます。
取り外す時は、装着と反対に、Digital Crownのない側を持ち上げるようにすればOKです。取り外す際は、バンドが付いていたほうが安定します。
装着による操作性への影響をチェック
「ガラス一体型PCケース」の装着前後で比較すると、ケースのぶん、厚みは増しています。
ケースを取り付けた後も、側面のバンパーがクリアなので、Apple Watchの本体色を見ることができます。
腕に接する面は背面のセンサー部分よりも張り出しが小さいので、手首に違和感はなく、ケースのない状態のApple Watchと同様の装着感です。
側面のスピーカーグリル部分はカットされており、スピーカーからの音を遮ることはなさそうです。
ケースを装着した状態で、Apple純正の充電器に問題なく装着できます。
また、Apple Watch用の充電スタンド(写真はベルモンドの充電スタンド)にも、問題なく装着できました。
ケースの厚みの分、Digital Crownの出っ張りは小さくなります。使いはじめは、Digital Crownを回転させる操作が若干しにくく感じましたが、Digital Crown部分をなでるように指を動かせばスムーズに操作できるようになりました。
心電図測定のため、Digital Crownに指を当てる場合も、操作性に影響はありません。
サイドボタンはカバーされていますが、押し心地に影響はありません。
干渉痕、画面表示とタッチ感度への影響をチェック
パッケージ背面の注意書きに記載のあった干渉痕ですが、ドット模様が効果を発揮しているようで、筆者が試した範囲では、にじみなどの発生は確認されませんでした。
表示領域への影響
同じくパッケージ背面に記載のあった、表示領域が一部隠れることの影響をチェックしてみました。
画面をいっぱいに使う「輪郭」文字盤を表示して、ケースの有無で比べてみました。
こちらがケース装着前です。
こちらがケース装着後です。見比べてみると画面のエッジ部分が少しだけ、ケースの影になります。この写真だと、文字盤の「2」や「6」などが分かりやすいです。ただ、実用上の見やすさに影響は感じられません。
ドット模様による文字の読みやすさへの影響
干渉痕を防ぐためのドット模様が、表示の読みやすさに影響しないかを、「ヒント」アプリでチェックしてみました。
こちらがケース装着前です。
こちらが装着後です。ドット模様の表示は、かなり注意して見ないと気づかないレベルです。文字のサイズを最小にしていても、読みやすさに影響はありません。
タッチ感度の比較
タッチ感度への影響を、「計算機」アプリや、文字盤上のコンプリケーションのタッチ操作などで試してみましたが、操作性が変わったという印象を受けることはなく、使用上の影響は感じられませんでした。
水に濡れるとどうなる?
「ガラス一体型PCケース」を取り付けたApple Watchが水に濡れた場合の影響をチェックしてみました。
しっかりと手を洗って、Apple Watchに水がかかる状況でチェックしました。
水が付着すると、ケースとApple Watchの間に水が入っていることが分かります。
ケースとApple Watchの間に水が入っていると、画面の視認性や操作性に影響があるので、水が入ったらケースを外して拭き取るのが良いでしょう。
ケースを取り外して、ケースを単体で水洗いしてみます。ケースについた汚れも洗い流せるので、ケースも水洗いしてやると良さそうです。
筆者は外出から帰宅すると、防水ロックしたApple Watchを水洗いして、水を排出して拭き取ったら充電して、充電時の熱で乾燥させていました。
現在は、Apple Watchからケースを外して、Apple Watchとケースを水洗いして乾燥させています。
Apple Watchの修理費用は高額!
筆者は、iPhone7以来の復活となったジェットブラックのApple Watch Series 10を発売日に購入してから約1カ月半、毎日装着しています。
今のところ、気になる傷はついていませんが、艶やかなジェットブラックの側面はキレイなままで維持したいと思っています。
また、Apple Watchの画面割れなどの修理が必要になった場合、筆者が所有するApple Watch Series 10のGPS、アルミニウム 46mmモデルの場合、AppleCare+に加入している場合の修理代金は9,200円、AppleCare+に加入していない場合の修理代金は45,800円かかってしまいます(42mmモデルも同額)。
この修理代金は修理対象モデルによっても異なり、AppleCare+に加入していないチタニウムモデルでは61,800円(42mm、46mmとも)になります。
iPhoneの画面や本体と同様、Apple Watchの画面や本体も、保護ケースで守ってあげるのが良さそうです。
Apple Watchをしっかり守れる、装着感の良いケース
「ガラス一体型PCケース」は、画面に加えて、本体側面部分もしっかりカバーして保護できるので、日常生活でApple Watchに傷がついたかな?と不安に感じることがなくなりました。
画面の視認性、タッチやDigital Crownでの操作性にも影響がなく、快適に使用できています。
1,780円(AGC製ガラスモデル)か2,180円(ゴリラガラスモデル)で、破損時に高額な修理代金のかかるApple Watchを保護できて安心感が手に入るのは、コストパフォーマンスが良いと感じます。
Source: トリニティSimplism 製品情報 (1), (2), 「Trinity Premium Store」Amazon店, 楽天市場店, Yahoo!ショッピング店, au PAY マーケット店
Photo: Apple
- Original:https://iphone-mania.jp/goods-590349/
- Source:iPhone Mania
- Author:hato
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