ブローバが誇る名機「ルナ パイロット クロノグラフ」の復刻モデルに鮮やかな赤ダイヤルモデルが登場

航空宇宙業界と深い関わりを持つウォッチブランドは少なくありませんが、中でも1875年創業のアメリカ時計の老舗・ブローバは、その代表的な存在のひとつ。

1960年代に驚異的な高精度で世界を驚かせた音叉式電子腕時計“アキュトロン”や、手元に緩やかに添う独自形状のムーブメントを備えたクロノグラフ“カーブ”など、世界初となる数々の技術を実現してきたブローバ。アメリカらしい大胆な発想と確かな技術力で、ファンを魅了し続けるウォッチメーカーです。

そして今を遡ること半世紀、人類が月面に降り立つという歴史的な出来事を陰で支えていた時計こそが、他ならぬブローバの時計。

極限の環境で卓越した精度と信頼性を証明した伝説的なクロノグラフが、この秋、鮮やかな赤をまとって「ルナ パイロット クロノグラフ 96K115」(9万9000円)として復刻されました。ヴィヴィッドなカラーダイヤルは、皆既月食の際に姿を現す“ブラッドムーン”から着想を得ています。

150年に及ぶ歴史は数々の逸話で彩られていますが、中でもブローバの発展に大きく寄与したのが、アメリカ宇宙開発事業に対する尽力です。1950年代半ばから70年代まで続いた協力体制のもと、ブローバは高精度な音叉ムーブメントを搭載した腕時計やパネルクロック、計時装置など数々の機器をNASAに提供。また1971年8月2日、アポロ15号によって4度目の月面着陸に成功した際、月に降り立った7人目の人類となったデイヴィッド・スコット船長が腕に巻いていたのもブローバ製のクロノグラフでした。

歴史的な偉業を成し遂げたクロノグラフは、のちに“ルナ パイロット クロノグラフ”として復刻されますが、今回ご紹介する「ルナ パイロット クロノグラフ 96K115」も、この系譜に連なる新作モデル。

ケースはオリジナルと同じ43.5mm径のステンレススチール製。デイト表示のないダイヤルもオリジナルを忠実に再現、12時位置にレイアウトしたBULOVAロゴも1970年代当時のものを使用しています。一方ダイヤルカラーには、皆既月食時に見られる“ブラッドムーン”と呼ばれる現象をモチーフに、鮮やかなレッドカラーを採用。ダイヤル表面には月面をイメージした凹凸を施すなど、眺めるほどに宇宙へのロマンをかき立てられるデザインとなっています。

ムーブメントにはブローバ独自のハイプレシジョンクォーツを採用。262Kzの高振動が実現する月差±5秒の高精度、なめらかなスイープ運針を特長とする、ハイスペックなクロノグラフムーブメントです。

マルチリンク仕様の個性的な三連ブレスレットに加え、付け替え用として、肌なじみの良い柔らかなブラックレザー製NATOストラップも同梱。視線を集める個性的なレッドダイヤルを、スポーティにもシックにも楽しめる1本です。

>> ブローバ

<文/&GP>

 

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