Appleは現地時間11月28日、ホリデーシーズン恒例の心温まる広告を公開しました。2024年のタイトルは「Heartstrings(心の琴線)」で、AirPods Pro2とiOS18.1の組み合わせで利用可能になった新機能、ヒアリング補助機能を紹介しています。
プレゼントに喜ぶ娘、見守る父に足りていなかったもの
Appleは例年、感謝祭からクリスマスに向かうホリデーシーズンに合わせて、感動的なCMを公開しており、その広告表現は高く評価されています。
2024年のホリデーCMとして公開された「Heartstrings」は、クリスマスプレゼントをもらって喜ぶ女の子と、それを見守る両親の様子から始まります。
しかし、お父さんには、嬉しそうに包みを開ける娘の声が、くぐもって聞こえています。お父さんは、難聴を抱えているようです。
娘が小さい時から、笑い声も、自分に呼びかけてくれる声も、よく聞き取れていませでした。
目の前にいる娘が、プレゼントにもらったギターを弾き始めましたが、音がこもって、よく聞こえません。
妻に促され、AirPods Pro2を耳に装着します。
娘の歌声とギターの音が、クリアに聞こえるようになりました。
iPhoneで音量を上げ、娘の歌に聴き入るお父さん。
過去の娘の声が、聞こえてきます。
小さい頃から大好きだったギターのおもちゃに喜ぶ声。
娘が「パパ」と呼びかけて笑う声。
そして、学校に入っていく時に振り向いて「アイラブユー」と呼びかけてくれた娘の声も。はっきりと聞こえます。
「これまでの人生はとても大変だった、だけど今は楽になったよ、それは君のおかげ」と歌う、成長した娘を見ながら、目に涙を浮かべるお父さん。
iOS18.1で提供開始、臨床グレードのヒアリング補助機能
AirPods Pro2のヒアリング補助機能は、2024年9月にiPhone16シリーズとあわせて発表され、iOS18.1以降のiPhoneで利用可能となった新機能です。簡単な聴覚テストを実施することで、ユーザーの聴こえ方に応じた適切な音のバランスを整えてくれます。
Appleが「臨床グレードのヒアリング補助」とうたうように、この機能は軽度から中程度の難聴が認められる方向けの医療機器としての認可を取得しています。
Appleによると、難聴者が聴力検査を受けて補聴器を利用するまでは、平均で10年もの時間がかかっているそうです。iPhoneとAirPods Pro2だけで、簡単に聴力をチェックして聴こえやすさを補助してくれるのは、多くの方の助けになるでしょう。
iPhone Maniaは、AirPods Pro2とiPhoneで実際に聴力チェックを受けてみたレポート記事も公開していますので、ぜひご覧ください。
動画と音楽はこちら
AirPods2のヒアリング補助機能によって、伝わる愛情を描いた映像はこちらでご覧ください。再生時間は約1分50秒間です。
娘さんがギターで弾いている楽曲は、クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングのバラード「Our House」(1970年リリース)です。ぜひ、Apple Musicでオリジナルバージョンも聴いてみてください。
Source: Apple/Youtube
Photo:Apple
- Original:https://iphone-mania.jp/airpods-590818/
- Source:iPhone Mania
- Author:hato
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