Appleが折りたたみ式・モジュール式のスマートグラスの特許を申請したことが明らかになりました。特許図面から読み取れるのは、Apple Vision Proとは異なる軽量型デバイスである点です。これは、ティム・クック最高経営責任者(CEO)が思い描いていた理想のデバイスに近いものなのでしょうか。
モジュール式で折りたたみ可能なスマートグラスとは?
米国特許商標庁(USPTO)が公開したAppleの特許は、触覚入力、音声コマンド、その他の操作方法に対応するスマートグラスに関するものです。このデバイスは仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、複合現実(MR)に対応し、モジュール式設計により、ユーザーのニーズに応じて高解像度ディスプレイ、大容量バッテリー、コンパクト設計などを実現できるようになっています。
さらに、特許図面では、通常のメガネのように折りたたむことが可能な設計が示されており、これも大きな特徴の一つです。折りたたみ式とモジュール式の両方を同時に実現するスマートグラスの特許をAppleが申請したのは初めてであり、大きな注目を集めています。
Metaの路線を追随する形に?
スマートグラス開発におけるAppleの競合企業であるMetaは、今年9月に「Orion」と呼ばれる軽量でありながら高い計算能力と高解像度ディスプレイを備えたスマートグラスのプロトタイプを発表しました。
今回のAppleの特許に記載されたスマートグラスは、Metaのデバイスと近い特徴を持っているように見えます。AppleもMetaと同様の方向性を目指している可能性が考えられます。
プライバシー問題は未解決の課題
スマートグラスはカメラを通じて外部環境の情報を取得することが基本となるため、プライバシーの問題が常につきまといます。今年、ハーバード大学の学生がMetaのスマートグラスがAIと連携して悪用された場合のリスクを示したことで、議論がさらに加熱しました。
プライバシーを「基本的人権」と掲げるAppleがこの課題にどのように対応するのか、今後の動向に注目が集まります。
Source: Patently Apple
- Original:https://iphone-mania.jp/apple-590935/
- Source:iPhone Mania
- Author:lexi
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