【iPad Hacks_65】
いま、iPadが欲しいと思ったら、必ずチェックしたいのが「iPad mini(A17 Pro)」です。24年10月に発売されたiPad miniシリーズの最新モデルで、約3年ぶりのマイナーアップデートを遂げています。
価格も7万8800円からで、周辺機器を合わせても10万円程度。高騰傾向が続く最近のiPadシリーズのなかでは、比較的手頃な一台となっています。
本稿では、改めて「iPad mini(A17 Pro)」を検討するうえでチェックしておきたい3つのポイントをおさらいしましょう。
1. Apple IntelligenceもAAAタイトルのゲームもOKに!
外観的な特徴は、前世台モデルと比べてみても、カラーバリエーションのラインナップが変わったくらい。大きな変化はありません。
▲「iPad mini(A17 Pro)」も従来通り、片手でホールドもできそうなサイズ感
一方で中身のアップデートは重要です。製品名にもある通り、iPad mini(A17 Pro)モデルでは、チップセットに「A17 Pro」を搭載しました。従来世代では、「A15」チップが採用されていたので、ナンバリングが2つ増えています。
このチップセットは、2023年秋に発売された「iPhone 15 Pro」シリーズで搭載されていたもの。2025年に日本語対応が予定されているApple Intelligence関連の機能が使えるのはもちろん、App Storeで公開されているAAAタイトルのゲームアプリだってプレイできてしまいます。
よく考えると「iPhone 15 Pro」の発売時の価格は15万9800円でした。それと同じ処理性能が、iPad miniならおよそ半額の7万円台で済んでしまう…。Apple Intelligenceのメリットはまだまだ未知数ですが、同機能を使える端末としては最安。コストパフォーマンスの高さはダントツです。
iPad miniならゲーム用途でもギリギリ持ちやすいサイズですし、2024年には「RAZER Kishi Ultra」(2万5980円)のように、iPad miniに装着して使えるゲームコントローラーも登場しています。ゲーミング用途においての将来性は、(今後のタイトルのラインナップ次第ではありますが)そこそこ期待できるんじゃないでしょうか。
2. 最小容量が128GBにUPしてる
従来モデルの「iPad mini(第6世代)」は、2024年夏にあった値上げで64GBモデルで8万4800円〜という価格で展開されていました。この頃、「miniなのにずいぶん高くなったなぁ…」と思ったのはきっと筆者だけではないはず。
一方、新しい「iPad mini(A17 Pro)」の端末価格は、先述の通り、最小構成で7万8800円まで下がりました。しかも、最小構成のストレージも128GBモデルになっているではありませんか。
もし「iPad miniが欲しいな」と思っていた人ならば、今季は価格的なメリットが大きいタイミングだと言えそうです。
ちなみに、上位構成では512GBモデル(13万800円〜)も選べるようになったので、「iPadで数十秒のショート動画を編集したい」なんて思っている人でも、iPad miniで十分対応できちゃいそうですね。
▲iPad mini(A17 Pro)は、ゲーム用途でも活躍間違いなし
3. キーボード類を使いたい場合にはちょっとだけ注意
iPad miniの弱点を挙げるとすれば、端末がコンパクトであるゆえに、カチッとハマるキーボードアクセサリがないこと。
そんな理由もあってか、iPad miniシリーズには、ほかのモデルが備えている「Smart Connector」というキーボードアクセサリの端子がありません。この仕様に対応したキーボードは、充電・ペアリング不要でサッと使えるという強みがあるのですが、iPad miniでは諦めましょう。
一方で、ワイヤレスキーボードなどは問題なく使えますし、USB Type-C接続のキーボードなどを使えます。キーボード自体が使えないわけではないので、特段心配する必要はありません。
▲「iPad mini(A17 Pro)」はApple Pencil Proに対応
ちなみに、従来からiPadシリーズをお使いの方が、iPad mini(A17 Pro)の購入を検討する際に注意したいのは、どちらかというとペンについてです。新モデルでは「Apple Pencil(第2世代)」の互換性がなくなっており、「Apple Pencil Pro」(2万1800円)や、「Apple Pencil(USB-C)」(1万3800円)が必要になります。この点は把握しておきましょう。
* * *
外観の目新しさは感じないiPad mini(A17 Pro)ですが、上述してきたように、中身の進化にはお得感があります。8万円弱という価格もApple製品としては手頃な部類ですので、ホリデーシーズンの自分へのご褒美や、ひょっとしたら家族へのとっておきのプレゼント候補などにもなるかもですね。
<文/井上 晃>
井上 晃|スマートフォンやタブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスについて取材。Webメディアや雑誌に、速報、レビュー、コラムなどを寄稿する。X
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- Original:https://www.goodspress.jp/howto/646290/
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- Author:&GP
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