Appleには自社決済システムApple PayのみにiPhoneの近距離無線通信(NFC)の使用を許可しているのは独占的であるとして、NFCをサードパーティー企業にも開放するよう欧州連合(EU)の規制当局から圧力がかかっています。ノルウェーで、iPhoneのNFCを使用したApple Payの代替サービスが世界で初めて登場した、と話題になっています。
国内銀行ユーザーの7割が利用可能
現地時間12月9日からノルウェーで始動したVippsを使用すると、Apple Payと同じようにApple製デバイスを決済端末にかざすだけで登録済みのカードで支払いを行うことができます。
Vippsで利用可能な金融機関は、 SpareBank 1やDNBを始めとする40以上にのぼり、カバー率はノルウェー国内の銀行ユーザーのおおよそ70%に達するとのことです。
Vippsが動作するのは国営決済サービスのみ
現在のところVippsが動作するのは、ノルウェーの国営決済システムBankAxeptのみですが、同システムは90%以上の決済端末で利用可能とのことで、カバー率は高めと言えます。
Vippsは2025年夏までにはVisaとMastercardにも数カ月以内に対応予定とのことです。
今後さらなるApple Pay代替サービスが登場する?
今回のVippsは世界初のApple Pay代替サービスですが、EUでiPhoneのNFC開放が義務付けられているため、今後さらに同様のサービスが登場すると推測されます。
- Original:https://iphone-mania.jp/apple-591118/
- Source:iPhone Mania
- Author:lexi
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