利き手問わず使えるハサミ「サクサ」がこれからのスタンダードになる?

コクヨのヒット商品のひとつ「ハサミ<サクサ>」シリーズ。通常のハサミはハンドルから遠い刃先部分の切断には大きな力が必要となるため、段ボールや革ベルトなど厚手のもの切りにくい傾向にありますが、サクサは独自の“ハイブリッドアーチ刃”でその欠点を克服。刃先にかけて刃の交差角度が広がっているため、刃先でも力を入れずに切りやすく、薄いものから厚手のものまで、これ一本で切ることができます。

そのサクサが7年ぶりにリニューアル版の「ハサミ<サクサ>」として12月11日から新発売(予想実勢価格:528~1397円)。業界初となる“傾斜インサート”という機構を搭載することで、左利きでも切りやすく、かつ切り損じの少ないハサミに仕上がっています。

新機構の“傾斜インサート”は、“ハンドルに対して刃の位置自体を傾けて設置すること”で、左右の刃と刃が近接しやすくなっており、刃と刃の隙間が生まれにくいのが特徴です。通常、ビニールや湿布のような薄手のものを切る際、刃と刃の隙間に対象物が入り込んで切り損じてしまうことがあります。

実はその時、人間は無意識に刃と刃の隙間が少なくなるよう、左右の刃が近づけすり合わせるよう調整しながら切っています。そうした無意識のストレスを、機構で軽減させたのがこの“傾斜インサート”です。

また、この機構により、左利きの人でも切りやすくなっているのも大きなメリットといえます。実は左利きの人の場合、先ほどの無意識に行う“刃と刃のすり合わせ”作業が困難です。なぜかというと、この動作を行おうとすると、ハサミを握る方向に対して逆の力をかける必要があるからです。

コクヨの調査によれば、日本国内の左利き人口は約10%程度で、その内94.4%が右利き用のハサミを使っています。左利き用のハサミもありますが、メーカーとしては注力が難しいためラインナップは少なく、また、左利きの人は小さい頃から右利き用のはさみを使用することになるため、その不便さにある意味慣れてしまうのです。

ラインアップはスタンダード刃に加え、クラフトテープなど粘着物の切断に向いているグルーレス刃、グルーレス刃にフッ素コーティングを施したタイプ、さらにチタンコーティングを施し切れ味を持続させたタイプの4種類。利き手を問わずに軽い切れ味を実現する、ハサミの新スタンダードの登場です!

>> コクヨ「ハサミ<サクサ>」

<文/&GP>

 

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