Galaxy Z Fold7/Flip 7に低消費電力版のSnapdragon搭載?

Galaxy Z Fold7とGalaxy Z Flip 7には、CPUコア数が8コアから1コア減らした7コアCPUのSnapdragon 8 Eliteが搭載される可能性があるとの予想が伝えられています。

7コアCPUのSnapdragon 8 Eliteでは、高性能コアが1コア削減されています。

高性能コアが6コアではなく5コアに

7コアCPUのSnapdragon 8 Eliteのモデル番号は「SM8750-3-AB」で、8コアCPUのSnapdragon 8 Eliteのモデル番号である「SM8750-AB」と異なっています。

両SoCの仕様の違いは、下記のようになります。

SM8750-3-ABSM8750-AB
超高性能コア
Prime Core
4.32GHz × 2コア4.32GHz × 2コア
高性能コア
High Performance Core
3.53GHz × 5コア3.53GHz × 6コア
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歩留まり率向上により製造コスト削減見込み

7コアCPUのSnapdragon 8 Eliteの利点についてNotebookcheckは、製造コストを低く抑えることができると述べています。

これは、8コアCPUのSnapdragon 8 EliteにおいてCPUのコアが1つ不良であってもそこを無効化した7コアCPUのSnapdragon 8 Eliteとすることで、全体での歩留まり率をあげることに繋がることを指しているのでしょう。

AppleはA15 Bionicにおいて、GPUコアの少ないチップと動作周波数の低いチップも活用することで、全体の歩留まり率を向上させていました。

低発熱で薄型スマートフォンに有効、性能低下率は?

また、7コアCPUのSnapdragon 8 Eliteでは発熱の低下が期待できることで、展開時の本体厚の薄い折りたたみスマートフォンに適していると考えられています。

そのため、Galaxy Z Fold7とGalaxy Z Flip 7にはこのチップが搭載されるかもしれません。

また、2025年5月に発売される薄型モデルと噂のGalaxy S25 Slimに搭載するのにも向いているでしょう。

7コアCPUのSnapdragon 8 Eliteの性能については、8コアCPU版と比べてAnTuTuのスコアが2%、Geekbench 6ベンチマークテストにおけるCPUマルチコアスコアが7%低下すると予想されています。

Source:Qualcomm via Notebookcheck, SamMobile

Photo:Technical cheez/YouTube


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