ボールペンのインクは、油性・水性・ゲルの3つに大きく分けられます。このうち、油性ボールペンは、近年では三菱鉛筆「ジェットストリーム」に代表されるような滑らかに書ける低粘度の製品が多く発売されています。また、ゲルインクのボールペンも鮮やかで発色の良い製品が多く、人気を獲得しています。一方、水性ボールペンにはあまり目立った動きはなく、存在感が薄くなりつつありました。
そうした中、三菱鉛筆が2019年から開発し続けていた次世代水性ボールペンが遂に登場。それが「uniball ZENTO」(275円~3300円)。デジタル化が進む現代だからこそ、アナログな筆記具に期待される“書き心地”を追求したボールペンで2月3日に発売予定です。
従来の水性インクの書き心地はそのままに、にじみにくく高い速乾性を誇る新開発の「ZENTOインク」を採用。このインクには3つの特筆すべき特徴が!
1つ目は柔らかい書き心地を実現する「POA界面活性剤」を配合している点。ペン先のボールと紙面の間での抵抗を和らげる成分で、同社の従来品(水性ボールペン)と比較して、筆記摩擦抵抗の約40%軽減に成功しています。
2点目は耐水・耐光性に優れ、色がくっきりとした顔料インクとなっている点。そして3点目はインクの広がりやにじみを抑制する「引き寄せ粒子」を搭載した点です。この粒子は、紙面に浸透していくインク同士を引き寄せる効果があるため、明瞭で美しい描線を実現。おまけに描線のにじみや裏写りの心配がありません。
インクだけでなくデザインにもこだわっており、シンプルでありながら上質さを感じさせる4タイプを同時発売。いずれも0.38mm、0.5mmのリフィル(132円)を利用可能。リフィルは黒・赤・青の全3色展開です。
フラグシップとなる最高級版はキャップ式のボールペン「uniball ZENTO Signature model(シグニチャーモデル)」(3300円)。キャップにはマグネットが搭載されており、外すときには「カチリ」と音が。ボディの後軸にはめ込むことで筆記しやすい長さ&持ち心地となるよう設計されています。ボディのカラバリはシルバー、メタリックブラックの全2種類。
次いで高級感があるタイプが「uniball ZENTO Flow model(フローモデル)」(1100円)。グリップ部分はアルマイト塗装を施したアルミ製で、適度な重量感が快適な書き心地。ボディはフローライト、アガット、ジェード、ヘマタイトの全4種類です。
そして「uniball ZENTO Standard model(スタンダードモデル)」(275円)は、指や手が当たる場所にロングラバーグリップを採用。握りやすさと安定した書き心地を実現します。また、素材に再生材を使用している環境にやさしい製品となっています。ボディは全8色(クラウド、ラベンダー、アドビ、シー、コースタル、カナリア、アイボリー、ミスト)。
最後にご紹介するのは「uniball ZENTO Basic model(ベーシックモデル)」(275円)。スタンダードモデルと同様の軸を採用しつつ、どんなシチュエーションでも利用できるシンプルなデザインなのが特徴です。
「ジェットストリーム」は、水性ボールペンの書き心地に近づけようとして開発された油性ボールペンでした。今回の新商品は、水性ならではの書き心地をさらに改良した、まさに次世代の書き心地が味わえるはず。
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/653973/
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